2006-03-28

smart growth

昨日札幌市環境プラザで行われた、北海道自然公園研究会に参加してきました。この研究会は結成されて4~5年になるそうです。主に造園系の研究者が中心になっていて、中には大雪山で研究されている方も多く含まれています。

今回報告をしてくださったのは、北大農学部の松島さんと森林総研の八巻さん。以前から面識はあったものの、こうしてあらたまってお話を聞くのは初めてのことです。
松島さんはアメリカの“National Seashore”管理の事例と石狩浜の管理の展望について、八巻さんはヨーロッパの自然公園管理の事例と日本の自然公園管理を今後どうするべきか、それぞれお話くださいました。一見あまり関係のない二つの題目ですが、お二人の報告には共通するキーワードがありました。それは、“smart growth”というやや聞き慣れない言葉です。

“smart growth”とは何なのでしょうか?昨日の話から理解したところによると、

1)地域の環境を保全する
   ↓
2)豊かな環境に魅せられて観光客(利用者)が増える
   ↓
3)地域が経済的に潤う
   ↓
4)環境保全の意欲が増す

というような地域のための収奪的ではない発展サイクルを指すようです。ちなみに辞書では「賢明な都市開発法」と訳されています。

アメリカ・イギリス・ドイツでは、自然公園を有する地方自治体が“smart growth”に取り組み成功しているのだそうです。そして、三位一体改革で自然公園管理に用いられる国の予算が大幅に減り、地方自治体が関与せざるを得ない日本においても、この“smart growth”の視点が必要となるのではないか、と提言されていました。

たしかに、地方が自発的に管理に関わるには、なんらかの旨みが必要でしょうし、“smart growth”という考え方自体は素晴らしいものだと思います。でも、一つ気をつけなければならないのは、日本と欧米の観光客(旅行者)の性質の違いです。本州から大雪山に来る登山者を考えればわかるように、日本では観光客の圧倒的多数が団体旅行者であり、個人旅行者は非常に少ないのです。そして、団体旅行者が多いと、上のサイクルが回らない事態が考えられます。たとえば、

2)豊かな環境に魅せられて観光客(利用者)が増える?
観光客が増えるかどうかは旅行代理店次第となる可能性があります。たとえば大雪山では昨夏、代理店主催の登山ツアーの数が激減し、山が静かになりました。

3)地域が経済的に潤う?
団体旅行では、短時日にいくつもの観光地をまわるため、それぞれの地域での滞在時間に余裕がありません。また、決まった場所以外に立ち寄ることもありません。本当に地域にお金を落としているのでしょうか?旅行代金のどのくらいの割合が地域に流れるのか、調べてみる必要があるでしょう。

“smart growth”自体は地域振興と環境保全を両立させる素晴らしい方法だと思いますが、日本で成功させるには上記のような実情に合わせた方法を試行錯誤しなければなりません。

以上のような疑問点はあったものの、“smart growth”という視点は今までの私にはないものでしたから、非常に刺激を受けました。たとえば、私はもともと、オーバーユース対策としての入山料徴収には懐疑的だったのですが、“smart growth”を目的とするならば入山料も有効なのかもしれないと考えるようになったのです。

こういう刺激を受けられるから、研究会や勉強会にはマメに出席するべきなのですよね。

2006-03-26

だいなし

茶筒の何倍もあるようなレンズを弁当箱のようなボディに装着している重そうなカメラ一式。山を歩いていると、そんなカメラを持っている人に出会うことがあります。紅葉をきれいに撮ったり珍しい鳥を狙うためにはそれなりのものが必要なようで、一式で素人には考えもつかないような金額になるのだとか。趣味の世界は恐ろしいものです。

そんな恐ろしいカメラの被写体になってしまいました。旭岳でスキーをしているときにちょうど知人がすごいカメラを構えていて、滑っている様をパチリパチリ(本当はもっと本格的な音がするのでしょうけど)と撮ってくれたのです。さらにその写真をさっそく印刷してくれるという豪華サービス付き。・・・これがその写真。良いカメラで撮り良い用紙に印刷してくれた写真を、自分の凡カメラでもう一度撮影し、あまつさえピントがぼけているというおまけつき。せっかくの良いボディと良いレンズも、これじゃあだいなしですよ・・・。

2006-03-24

サホロ岳へ

4月2日にサホロ岳ツアーが予定されています。狩勝峠からサホロ岳へ続く稜線を伝って、途中の桜山までスノーシュー散策を楽しむという趣向です。今日はその下見に行ってきました。通常の下見の時と違い、今日は特別ゲストが3名おり、静かな山を賑やかします。

残念ながら天候はいまいちで、湿った雪に濡れながら、ほとんど視界の効かないまま目的地「桜山」に到着。片道2時間20分で標高差300mを稼ぎました。

相変わらず降り続ける雪の中、お昼はいつになく豪勢です。全部作ってもらったものですが。おにぎり、サンドイッチ、厚焼き卵。おまけにデザートまで。普段下見の時はろくなものを食べませんから、佐久間と二人感動することしきり。


40分ほどの昼休憩の間に、天候は徐々に回復してきたようです。帰り道を下るにつれて、遠くの方が見えるようになりました。一番高いところが939m桜山です。

ここまで見えたなら、せっかくですから主峰サホロ岳も見たくなるのが人の常。遠くサホロ岳の方を向いて念を送ることにしました。晴れろ~。

念ずれば通ずるとはいえ、まさか青空まで出てくるとは予想外の展開。見事サホロ岳が見えているではないですか。登りは何も見えないまま歩いていましたが、やはり遠くまで見えている方が歩くにもはりあいがあるというもの。会話も弾みます。

「エビのしっぽ」の着いたダケカンバが青空に映えること。すっかり太陽まで顔を出し、気温は一気に上昇し、雪は湿りだし、スノーシューの裏に雪団子を作り、そして人も陽気になる。太陽の力は偉大ですな。

下りは冬芽観察と雪との戯れに時間を費やし、登りとほとんど変わらない所要2時間10分。計5時間30分の愉快な下見となりました。

2006-03-22

1年しかもたないの?

ちょうど1年前になりますが、去年の3月21日に、愛用のスノーシューが壊れるという大惨事に見舞われました。パーツとパーツを繋ぐ金属製のリベット(鋲)が折れ、靴を保持する部分と雪の上に浮く平らな部分が離れてしまったのです。買ってから4シーズン使いまくりでしたから、壊れるのもいたしかたないと思っていました。幸い修理に出すとすぐに直って帰ってきましたし。

でも。あれからたった1年しか経ってないというのに、ま・た 同じ部分が同じように壊れてしまったのです。このスノーシュー、使いやすくて気に入っているのですが、こう何度も大事なパーツが壊れるようでは・・・。作りの問題なのか、使い方の問題なのか、それが問題です。

これからも毎週スノーシューツアーが入っていますので、少なくとも4月後半までは修理に出せません。しょうがないので、針金とペンチで応急処置しておきました。このスノーシューを自分で修理するのももう3回目。すっかり手慣れたものです。とはいえ、強度的には不安いっぱい。あと1ヶ月この針金スノーシューで持ちこたえることはできるのでしょうか?

2006-03-21

春分の日の豪雪

旭岳ではここ数日かなりの積雪があったようです。2日ぶりに来てみると、ビジターセンターはすっかり雪の中に埋もれていました。土曜日に来たときは車道にも歩道にも雪が無かったというのに、今日はこの有様。赤い除雪機が午前中いっぱい大活躍していました。

ビジターセンターの入口から外を見るとこうなります。除雪機が通った跡から、どれだけの積雪があったのかよくわかります。これだけ積もっているといかな除雪機とはいえ、一苦労だったことでしょう。

朝一番で来た職員さんは、まだ除雪されていないこの雪を渡って建物に入るために、わざわざスノーシューを履いたそうですよ。生活に密着したスノーシューというのも素敵なものです。

春と冬が行きつ戻りつするこの時期。徐々に季節が移ろっていくのを感じます。

2006-03-20

つめたい?ぬくい?

真冬でも凍らずさらさら流れるこの小川。そばを歩くたびに水温がどのくらいか気になっていました。
旭岳温泉のクロスカントリーコースにあるワサビ沼は、水面の所々から常に湯気が出ています。手を入れてみるとほのかに温かく、さすが温泉地といった感じです。その沼に冬でもカモがいるのに納得がいったものです。

一方でこの川。こちらも上流の方では間違いなく温泉が流入しているはずです。きっと温かいに違いない・・・。冷えた手を天然の温泉で温めてもらおう。そんな魂胆でそっと川の水に触れてみると・・・思ったよりも温かくない。というよりむしろ普通の水です。手を切るような冷たさでこそないものの、温泉というにはほど遠い。蛇口から出る水と同じくらいの水温でしょうか。むむむ残念。

雪解け水のせいか、もともと流入している温泉の水温が低いのか水量が少ないのか、はたまた流れてくる間に冷えるのか、それとももっと深遠な理由があるのかは定かではありませんが、少なくともそんなに温かくないことだけは確かめることができました。何事も実体験が大事ってことで。

2006-03-19

量はそこそこ質は・・・

3月18日

昨日の旭岳中腹ロープウェイ旧中間駅付近の雪尺です。てっぺんがぎりぎり見えるか見えないかくらいの積雪があります。数字で言うと330cm。2月の頭くらいまでは少雪気味でしたが、ここにきてようやく去年と同じくらいの積雪深となりました。
2月5日


一方で雪質は、去年と比べるべくもありません。ガチガチに凍っていて、スキーで滑ると恐ろしく、スノーシューで歩くと全く埋まらず雪の上に立てる、といった感じ。早くも4月後半くらいの雪になっている気がします。

今日からしばらくは雪の予報が出ていますが、さてどのくらい積もってくれるのでしょうか。もう少しふかふかの雪を楽しみたいのですが。

2006-03-18

春に向かう旭岳

すっかり春めいてきた一日。久々に旭岳にやってきました。高曇りの空からは時折力のない陽光が射すだけでしたが、そんな条件でも姿見を目指してスキーで歩いていると、じっとりと全身が汗ばむほどです。長袖の下着と薄手のフリースに手袋はなし、という出で立ちでちょうどいいか、むしろ暑いくらいでした。

それもそのはず。今日の気温は旭岳ロープウェイによると-6℃(姿見・朝8時)、実測で-2.2℃(姿見・15時)だったのです。9月の紅葉の時期に0℃近くまで下がることもある旭岳では、これはもう冬の気温とはいえません。
今日の気温


ほんの1ヶ月前、2月の旭岳では、平気で-20℃以下を観測していたわけです。冬というのはこういう気温を言うのです。
2月の気温


そういえば、旭岳も冬から春へ季節が変わるのに合わせて衣替えに余念がないようです。茶色い地肌がだいぶん目立つようになってきました。

2006-03-16

春の鳥飛来

今週の平日は札幌におります。東川ではどこに行くにも必ず車のお世話になるわけですが、札幌では歩きます。歩きまくります。1時間までなら徒歩圏内です。

今日も朝から40~50分ほどてくてくしていると、キリキリキロ(?)という鈴の音のようなさえずりが。思わず目を向けると、街路樹にお久しぶりの鳥が数羽とまっていました。声の主はカワラヒワ。雪の季節にはお目にかかることのなかった彼ら。毎年ちょうど今時期に、どこからともなくやってくるのですね。この声を聞くと、季節の変わり目にいることを感じさせられます。

春分の日を目前にして、日は長くなりつつあります。最高気温はプラスで当たり前、最低気温が0度を上回る日だって珍しくありません。車道はおろか、歩道にすら雪は見あたらない。木々に緑が差すのももうじきでしょう。

すこしずつ春に向かっていくこの季節。なんど迎えても気持ちが上向きになっていいものです。

2006-03-14

BlogのURLを変更しました

佐久間です。
このたび諸般の事情により、個人ブログ「大雪Express」のURLを変更させていただきました。
新規URLは以下のとおりです。これを機会に心を入れ替えて更新の頻度を高めたいと思いますが……。

「大雪Express」
http://web.mac.com/hirosis/iWeb/Site/Blog/Blog.html

よろしくお願いします。

2006-03-13

大雪山国立公園管理計画検討会

大雪山国立公園管理計画検討会なるものを傍聴してきました。「国立公園管理計画」とは、自然公園法の下で定められた国立公園計画を補完する、より具体的な公園管理の方針なんだそうです。大雪山では最初に定められてからもう10年も経つということで、今回の検討会で見直し作業をするということです。会場は旭川市の中心にある旭川グランドホテル。入口にはクローク、天井にはシャンデリア、壁にはどでかいスクリーン。さすがホテル。立派なものです。いずれこんなところで講演会を開催してみたいですな。正面に先日お世話になった小林先生発見。検討員のお一人に名を連ねられているのですね。ご活躍のようで。

会議の内容は、第一回目ということもあり現状報告が主で、突っこんだ議論にはいたりませんでした。このあたりは次回以降に期待です。とはいえ、いただいた資料は全部で30枚以上にもなり、中には非常に面白いものもありました。我らが代表、佐久間も活躍してきましたよ。最後に挙手して質問を。「どなたか質問ありませんか?」と言われ誰も発言しない中、ばっちりと存在感を示してきました。

次回の検討会は5月か6月に行われるそうです。そろそろ忙しくなる時期ですが、なんとかまた参加したいですね。

2006-03-12

手話熱烈勉強中!

手話を勉強し始めて、もう1ヶ月ほどになるでしょうか。そろそろ頭も硬くなりかけていますので、新しい言葉を覚えるのに難儀しているところです。昔は英単語なんかスイスイ頭に入ってきたものですが、今や若くないですしねえ・・・。それでも努力の甲斐あって、「あいうえお・・・」五十音と数字を表す指文字は自然と出せるようになってきました。あとは、ごく基本的な動詞・形容詞・疑問詞。それと山でよく使う名詞。そのくらいをようやく覚たところです。まだ初心者中の初心者ですね。

そもそも手話を学び始めたのは、以前耳の不自由な方がツアーに参加してくださったからなのです。今までも手話を始めるきっかけは何度かありました。大学の同級生が手話サークルで活躍していたり、大学院の後輩が手話を必要としていたり。そのたびに、勉強してみようかなあ、と思ってはみましたが、ついに実行に移すことはありませんでした。でも今度ばかりは一念発起。なぜなら、お客さんと密なコミュニケーションをとるのはガイドの努めであり基本中の基本だと思うからです。

先日、同じお客さんがまた来てくださったので、覚えた手話を使ってみました。初心者のつたない手話でもあるとないとでは大違いなのですね。意思疎通がぐんと楽になったのがわかります。もっと勉強すればもっともっと話ができるようになるに違いありません。そう思うと、勉強にも力が入るというものです。

NHKに手話ニュースがあるように、手話を必要としている人は私たちが思う以上に多いのでしょう。その中には登山が好きな人もいるでしょうし、大雪山に遊びに来たいと思ってくださる方もいるはずです。これからもっと上達して、いずれそういう方たちを案内できるようになれれば、と思っています。

2006-03-11

ツララグルメ

思い返せば幼少のみぎり。冬ともなれば毎日雪にまみれて外遊び。雪の積もった空き地や除雪あとの雪山で暗くなるまで遊んでいたものです。途中遊び疲れたときには、屋根から垂れ下がるツララが恰好のおやつとなりました。今考えると汚いことこの上ないのですが、当時は「こんなに美味しいものはない」とばくばく食べていました。たぶん、そのおかげでインドでもお腹をこわすことのない強い胃腸が培われたのだと思いますが、さすがに最近はツララに食指を動かされることはなくなりました。一応いい大人ですから。でも昨日。快晴の空に浮かぶ太陽が、エゾマツから垂れるツララをきらきら光らせているのを見たとき。気がつくとツララが口の中に収められていたのです。ああ、ツララよ。20数年ぶりの甘美な味。ちゅうちゅうと吸うと、口の中にエゾマツのさわやかな香りがほのかに広がるような。さすが日本一の雪質を誇る旭岳。街中とは違いツララの汚かろうはずがありません。次はトドマツのツララでも食してみましょうか。

2006-03-10

年に何度もないような

絶好の好天。雲一つない快晴。ああ、久しぶりに山で快晴に出会えた・・・。こんなに嬉しいことはない。汗ばむほどのぽかぽか陽光に、一枚脱ぎ二枚脱ぎ手袋も脱ぎ。雪の上に寝ころべば、そのまま昼寝してしまえるほどの暖かさ。ふとエゾマツの枝に目をやると、積もった雪からツララが伸びて水滴がポタリポタリ。風情がありますなあ。晴れの日はほんといいもんです。

2006-03-09

大雪山1973

大学院在籍時にお世話になった先生が、興味深い写真を見せてくれました。それは1973年に撮影された大雪山。今から30数年も前の写真です。

1973年といえば、旭岳・黒岳の各ロープウェイが開通したばかりの頃。各避難小屋はまだ新しくきれいだったとか。そんな時代です。

全部で20枚ある写真からは、変わってしまったものと変わらずにありつづけるもの、両方を見つけられます。たとえば、花の沢源頭あたりから烏帽子岳を撮ったこの写真。フィルムの褪色もありますが、服装がまさに「70年代」で、いかにも昔の写真といった風情です。

一方で、白雲小屋のあたりから撮ったトムラウシは悠然と同じままそこに鎮座しているようです。保存状態が良かったのか、まるで昨日今日撮ったもののようにも見えます。

風俗は一変し、山は変わらないということなのでしょうか。でもきっと、よくよく見ると山も今とは同じではないはずです。登山道やテント場などは今よりずっと荒れていなかったのではないでしょうか。

先生の研究室には、昔の大雪山の写真がまだまだ眠っているそうです。いずれ機会をつくって写真を見せてもらい、登山道荒廃の過程なんかを調べてみたいものです。

2006-03-08

春の気配みたび

昨日の嵐山。気温こそそう高くはなかったものの、3月の日差しはもうすっかり春のそれです。登り坂を歩いていると汗ばむこと。南斜面の雪はほとんどザラメ状になっていました。今年一番の湿雪です。
沢地形のところどころでは雪が融け水が流れている箇所もあり。よーく見てみるとそこには・・・
おお、フキノトウではないですか!今年の第一号ですよ。これからじゃんじゃん出てきて春気分を盛り上げてくれるのでしょうね。ということは、フクジュソウなんかもそろそろですか?

2006-03-07

街越しの大雪山

旭川市のはずれにある嵐山。スノーシューでちょいちょいと登ると、すぐに展望台に到着。この展望台からは大雪山がよく見えます。いつもよりちょっと遠い場所から見る大雪山は、旭川の街並み越しのちょっと見慣れない構図になります。たまには遠くから眺めて見るのもいいものですな。

2006-03-06

はじめてのモーグル

昨日、スキー場のある山をスノーシューで歩いていると、思いがけずスキーコースの上に出て。思いがけずスキーの大会が行われていて。生まれて初めてモーグル競技を生で見ることができました。中学生のころ、このコースを滑ったことがありますが、かなりの急斜面だった記憶があります。まだ幼そうな選手達が、そこをびゅんびゅんと滑り降りていくのですから、こりゃすごい、ですよ。そして、飛ぶ!のんびりスノーシューの途中で、思いがけずハラハラ感を味わうことができました。

2006-03-05

春の気配ふたたび

三月に入り、日一日と暖かくなっている気がします。今日は札幌ばんけいスキー場がある三菱山へと登ってきましたが、雪はすっかり湿り気味。歩くたびに足下の雪がコロコロコロコロ斜面を転げ落ちていきます。
ゆきまくりの完成です。1週間前の東川のものよりも大きくきれいな円盤状にできあがっています。横から見ると、ロールケーキのようなバームクーヘンのような、美味しそうな不思議な形をしています。日は長くなってきているし、雨は降るし、川のせせらぎが雪をとかすし。春だ、春だ、春はもうそこまで来ている。