2006-12-31

1年を振り返る

あとわずかで2007年を迎えるに当たり、今年1年間を振り返っておかなければなりますまい。2006年を簡単に表すと、シーズン長期化とツアー広域化の1年、と言えるかもしれません。

1)シーズン長期化
昨年の山楽舎夏山シーズンは、6月の夏山開きにあわせて始まり、初雪舞う10月半ばに終わりました。それでも一昨年に比べれば、前後2~3週間ずつは延びているのですが、まだまだ物足りない。お客様からも「もっと長く山に登りたい」という声も聞こえてきましたし、今年はさらに延ばして5月末から11月半ばまでと、昨年より1ヶ月半ほど長くなりました。

2)ツアー広域化
より早くからより遅くまで登山をするとなると、当然ツアーの目的地となる山も変わってきます。大雪山のような2000m級の山ですと5月はまだ雪山ですし11月はもう冬山になっているため(当然そういう山も楽しいのですが)、簡単に登山を楽しむには1000m前後の低い山を目指す必要があるのです。自然と低い山のある遠くの山域へと向かうことになります。三頭山・ピッシリ山などの道北の山や黄金山・ピンネシリなどの増毛・樺戸の山は今年よく通ったものです。以前はほとんど全てのツアーを表大雪で行っていたことを考えると、ずいぶん遠出するようになりました。

以上2つは、4~5年前から始まり徐々に進行してきた流れですが、昨年・今年で一気に顕在化した印象です。来年はスノーシューツアーも広域化を進める予定ですし、この流れはまだまだ続くでしょう。

最後になりますが、シーズンの長期化もツアーの広域化も、ご参加くださるお客様がいらっしゃるからこそのものです。残雪輝く早春の山から新雪舞う晩秋の山まで、近郊の低山から片道3時間以上かかるはるかな山まで、半日程度の気軽な山から2泊・3泊もの山中泊まで、今年もたくさんの山にお付き合いいただき本当にありがとうございました。深く深く感謝いたします。

2006-12-29

データで見る山楽舎 (7)登山口までの距離

今日で最後となるデータで見る山楽舎。最終回のテーマは“登山口までの距離”です。

東川にある山楽舎BEAR事務所から旭川駅を経由して登山口にいたる往きと、その全く逆コースになる帰りを足して、往復の距離を計算しました。

では、行ってみましょう。登山口までの距離ベスト5。



2006年夏山ツアーの登山口までの距離ベスト5

順位 

登山口までの距離

ツアー目的地

催行日

336km

白雲山-天望山

6月4日

300km

ウペペサンケ

8月27日

270km

石狩岳

9月6日

254km

西クマネシリ岳

10月22日

238km

ウェンシリ

11月5日




第1位に君臨するのは然別湖畔の白雲山-天望山です。旭川から三国峠を越えて十勝支庁に入り、糠平を通り越してようやくたどりつく遠方の地、それが然別。山域でいうと東大雪となり、東川からは大雪山国立公園のちょうど反対側にあたります。日本最大の国立公園・大雪山をぐるり半周するだけあって、片道の所要時間はなんと3時間半!往復336km、ちょっとした旅ですな。

第2位から第4位まで、同様に東大雪の山々が並んでいます。ウペペサンケ・石狩岳・西クマネシリ岳、旭川から三国峠を越える山はどれも長距離ドライブが必要となるのですね。

第5位は道北からウェンシリ。238km。初めて行った時にはなんて遠い山だと思ったものですが、東大雪の山まで頻繁に通うようになった今、むしろ近くに感じるほどです。白雲山-天望山に行くより100kmも短いのですから当然ですね。

夏は毎日のようにこんな距離を走っていました。ガソリン代の高騰が痛かったものです・・・。

2006-12-26

ガス男

ロープウェイ乗車直前。今日は久々のいい天気! 雲一つ無く、晴れ渡る青い空。陽射しは暖かく、絶好の山日和です。たまーにやってくるこんな好天を逃すまじと、山頂を目指すことにしました。北海道で最も高いところから見渡す冬景色は何度見てもいいものです。

ロープウェイ姿見駅を出てすぐ。姿見平から仰ぎ見る旭岳。少し雲がかかるほうが絵になります。足首くらいまで埋まる雪をワシワシかき分けて上へ上へ。

なんじゃこりゃー!まったく視界が効きません!6合目にて。旭岳石室を過ぎたあたりからモクモク雲が湧いてきて、一瞬のうちにホワイトアウト。山頂に着くまで好天は持たなかったか・・・。いたしかたありません。ここからやや登ったところで引き返すことにしました。

で・・・。下山後がこれですよ。さっきのガスはどこへやら。またまたすっかり快晴になりました。がっくし。

登っている間だけガスが出るだなんて・・・。これではガス男と呼ばれても仕方ない?汚名を雪ぐ日は来るのでしょうか?

2006-12-25

データで見る山楽舎 (6)所要時間

残すところ後2回となったデータで見る山楽舎。何とか年内で終わりそうです。もう少しですのでお相手ください。今回は“所要時間”ベスト5です。

ここでいう“所要時間”とは、よくガイドブックなどに使われる“歩行時間”とは違い、歩く時間だけでなく途中で休憩する時間もお昼を食べる時間も全て含む、登山口を出発してから下山するまでの時間を指します。

では、行ってみましょう。累積標高ベスト5。


2006年夏山ツアーの所要時間ベスト5

順位 

累積標高

ツアー目的地

催行日

11時間15分

愛別岳
(愛山渓から)

8月5日

10時間32分

当麻岳-北鎮岳
(姿見から周遊)

8月26日

10時間25分

美瑛岳-美瑛富士
(望岳台から周遊)

7月30日

10時間23分

十勝岳-美瑛岳
(望岳台から周遊)

9月24日

10時間00分

オプタテシケ2日目
(美瑛富士小屋~オプ~登山口)

8月21日



今年最も長く山中にいたのは11時間15分の愛別岳でした。1日の半分近くを使わなければ行ってこられないのですから、ほんと大変な山です。とはいえ昨年、姿見駅から愛別岳往復した時には11時間30分かかっていますので、それにくらべると若干マシではあります。

第2位は当麻岳-北鎮岳(姿見から周遊)。10時間32分。先日ご紹介したように、今年の歩行距離No.1のコースです。長くて大変ではありますが、雄大な風景を眺められる表大雪きっての名コースと自身を持ってお薦めしておきます。

第3位・第4位は、美瑛岳-美瑛富士(望岳台から周遊)、十勝岳-美瑛岳 (望岳台から周遊)と、どちらも美瑛岳がらみで10時間超。所要時間の差は2分しかありません。

第5位はオプタテシケ山中泊の2日目、美瑛富士小屋からオプタテシケを往復し登山口に帰るコースが入りました。実際には日帰りでも行ける山ですし、ここまでかからずに歩けるとは思います。10時間というのは、山頂での天気待ちとお昼休みに時間をとったためのことです。

個人的には、石狩岳がランクに入ってくる気がしていたのですが、意外と時間がかかっていなかったようです。ちゃんと数字を出してみるのは大事なんですね。

2006-12-23

スノーシュー・コースプランGUIDE

山と渓谷社社より『スノーシュー・コースプランGUIDE』が出版されました。大雪山旭岳のページを佐久間が担当しております。詳しくは山と渓谷社のサイトへ。

2006-12-22

データで見る山楽舎 (5)累積標高

ぽつりぽつりとまだまだ続くデータで見る山楽舎。今回は“累積標高”ベスト5。

山というのは山頂に向かう時でも登りっぱなしというわけにはいきません。せっかく登ったのに下ったり、そこをまた登り返したりして頂を極めるのです。登山口から山頂まで、1回下ろうが何しようが、登った高さを足していったものが“累積標高”です。 たとえば標高0mから標高1000mの山頂まで登る場合、標高差は単純計算で1000mですが、累積標高は登山道の起伏の多さによって1500mになったり2000mになったりすることもあるわけです。

では、行ってみましょう。累積標高ベスト5。


2006年夏山ツアーの累積標高ベスト5

順位 

累積標高

ツアー目的地

催行日

1567m

十勝岳-美瑛岳
(望岳台から周遊)

9月24日

1563m

愛別岳
(愛山渓から)

8月5日

1522m

美瑛岳-美瑛富士
(望岳台から周遊)

7月30日

1344m

黒岳-お鉢平
(層雲峡から周遊)

7月17日

1304m

暑寒別岳
(暑寒コース)

6月30日



第1位は、1567mで十勝岳-美瑛岳(望岳台から周遊)。一度十勝岳の山頂に登り、やや下って美瑛岳に登りかえし、そこからの下山中にも登り返しが何度も出てきます。確かに疲れるコースではありますが、ここが1位と言われると、ちょっと意外な感じもします。

第2位はほんの4mの差で愛別岳(愛山渓から)がランクイン。これはほとんど誤差ですね。何度か測りなおしたらこちらが一番になるかもしれません。そのくらいわずかな差です。ここは愛山渓からの延々とした登りが標高を稼いでいます。そして最後に愛別岳への登り返し。体調を整えて行きたい手強い山です。

第3位は美瑛岳-美瑛富士(望岳台から周遊)。ふたたび美瑛岳が顔を出しました。1522mと、ここまでが1500m台となります。雲ノ平から美瑛岳を見ると、あそこまで下ってあそこまで登り返すの・・・?と一瞬気が遠くなるほどの標高差です。美瑛岳の山頂まで頑張っていったとしましょう。そこからさらに美瑛富士への登り返しが待っているのですよ。ふふふ。

4位と5位には対照的な山が並びました。黒岳からお鉢平は単純な標高差はさほどではないものの、登ったり下ったりが多いコース。暑寒別岳はもう単純に標高差がすごいコースですね。

さて、来年はこれ以上の数字が出てくるのでしょうか?

映画『蟻の兵隊』

 先日札幌で、「日本軍山西省残留問題」をライフワークとして追い続けている元日本兵・奥村和一さんを描いたドキュメンタリー映画『蟻の兵隊』を観た。
 小泉・阿部という右翼政権が押し進めている日本軍国化政策のおかけで、いまや「戦前」と言ってもいい時代になってしまった2006年のこの時期に、六十年前に無惨な結果に終わった侵略戦争について、自分なりに考えをまとめてみようと行っている作業の過程でこの作品のことを知った。
 映画を見た後、帰ってからも、腹が立って眠れなかった。ポツダム宣言に違反して、敗戦後も軍の一部を中国に残して共産軍と戦わせ、戦犯逃れのためのアメリカとの裏取引のカードとして使った日本軍。共産軍との闘いに破れ、さらに捕虜として拘束された後にようやく戻った日本では、驚くことに「逃亡兵」扱いされる。「天皇陛下のために」と信じて闘った「戦後の闘い」は、自発的な残留と見なされたからだ。軍の命令で残留したはずが、「逃亡兵」とは!
 このままでは死んでも死に切れないという奥村さんは日本政府を相手に裁判をおこすが、最終的には最高裁に棄却されて敗訴する。
 この映画については、後日、稿を改めて書きたいと思う。

大雪山ワークショップの準備

来年1月9日に上川支庁で行われる「大雪山ワークショップ」。その最大の目玉は、何度もお伝えしている通り、山の寸劇「ウルちゃんが行く」なのですが、山楽舎BEARはそれだけではなくポスターも展示しちゃいます。その準備に行ってきました。上川支庁、正面玄関を入ってすぐの吹き抜けの広場が会場です。私たちの他にも、層雲峡ビジターセンター・旭岳ビジターセンター・旭岳ファンクラブ・大雪山自然学校などが出展しています。山の仲間たちが総出で作業を行いました。

あれ、この青を基調とした落ち着いていてかつ人目を惹くスタイリッシュなデザインのハイセンスなポスターはいったいどこのものでしょう・・・?はい!山楽舎BEARのものです。スノーシューの楽しさが伝わるよう、山にも行かず一生懸命作りました。

展示は12月25日(月)から年末年始の休みを挟んで1月9日(火)まで。上川支庁にお寄りの際はぜひご覧になってください。

2006-12-20

雪景色の美しさ

どうも天気が良くなりそうな気がしたので、今日は旭岳に行ってきました。スキーを持って、初滑りを楽しんで来ようという魂胆です。

旭岳方面に向かうのは10月中旬以来のことで、もちろん雪が積もってからは初となります。今年の春以来久しぶりに見た雪景色はなんとも言えずきれいなものでした。
ダケカンバの枝に細かく雪が着いた姿って、こんなに繊細で風情のあるものだったかなあ。と、まるで初めて雪景色を見たかのように、北国の人間にとって当たり前の風景にまでいちいち興味を惹かれてしまいます。生まれてこの方北海道以外で冬を過ごしたことがないというのに、妙に新鮮な気持ちで雪を見ることができました。

予想は外れてガスと雪の中の登りとなってしまったのですが、十分満足。雪よ、今年もありがとう。

2006-12-18

データで見る山楽舎 (4)歩行距離

データで見る山楽舎、今回から各プログラムについて見ていきます。第4回目のテーマは“歩行距離”。私たちはいったい1日の山行でどのくらいの距離を歩くものなんでしょう?歩行距離の長いものを上から5つならべてみました。

2006年夏山ツアーの歩行距離ベスト5

順位 

距離

ツアー目的地

催行日

18.0km

当麻岳-北鎮岳
(姿見から周遊)

8月26日

17.5km

ピッシリ山
(蕗の台コース)

10月27日

17.0km

暑寒別岳
(暑寒コース)

6月30日

16.4km

トムラウシ縦走2日目
(白雲小屋-ヒサゴ沼)

8月13日

16.3km

黒岳-お鉢平
(層雲峡から周遊)

7月17日


栄えある(?)第1位には、ロープウェイ姿見駅発着、当麻岳-北鎮岳周遊コースが輝きました。その距離18.0km。仕事で歩く場合15kmを超えると丸1日かかる仕事となり「今日はよく歩いたなあ」と感じますから、18.0kmというのはやはり長距離です。ご参加くださった皆さんもさぞお疲れになったのではないでしょうか。まあ、中にはけろっとして翌日のツアーにもご参加にされた方もいらっしゃるのですが。

第2位は僅差でピッシリ山(蕗の台コース)。17.5km。あまりメジャーとは言えない山が名を連ねました。ゆるゆると上り下りを繰り返す登山道、見えているのになかなか着かない山頂、という印象があります。抜群の景色を見ながら歩けばあっという間なのですが。

第3位は暑寒別岳。16.4km。個人的な印象ではもっと長いと思っていたので、3位というのはむしろ意外です。4位・5位にはそれぞれトムラウシ縦走2日目(白雲小屋-ヒサゴ沼)・黒岳-お鉢平(層雲峡から周遊)が入りました。

ちなみに今年最も短いコースは、黄金山の4.4km。1位の4分の1なんですね。

2006-12-17

データで見る山楽舎 (3)催行率

データで見る山楽舎、3回目はツアー催行率について見てみます。


2006年夏山ツアーの催行率

 

計画ツアー数(a)

催行ツアー数(b)

催行率(b/a)

65

51

 78.5

5月

100.0

6月

 77.8

7月

100.0

8月

14

13

 92.9

9月

12

11

 91.7

10月

14

 57.1

11月

 42.9



5月から11月の夏山シーズン全体では、 65ツアーを計画し、そのうち実際に催行されたのが51ツアー、なんらかの理由で中止されたものが14ツアーとなりました。催行率は78.5%。おおざっぱに言うと、10回に8回はツアーが催行されたことになります。ツアー中止の理由は大部分が天気(つまり雨)ですから、これはなかなか良い数字に思えます。

月別に細かく見ると、5月と7月の100%が目を惹きます。8月・9月も計画ツアー数が多いにもかかわらず催行率は9割を越えています。7~9月に注目すると中止となったツアーが2つしかないという驚くべき結果になっています。この3ヶ月間の晴天率が異常に良かったのかといえばそんなこともなく、天気との巡り合わせが良かったのでしょう。

一方、10月・11月の催行率はぐんと下がって5割程度となっています。この時期は催行人数に満たず中止となるツアーが出てくるのに加え、悪天が目立ったのが理由です。特に10月前半には4回連続で悪天によってツアーが中止され、それが大きく催行率を下げています。

悪天中止の際は日を改めてツアーを催行するということもありますが、お客様のご都合がそれを許さない場合も多々あります。まさに天気次第の催行率、山行ツアーは水物という結果となりました。

2006-12-15

データで見る山楽舎 (2)平均参加人数

前回示した通り、催行ツアーは51ツアー、参加人数はのべ150人、平均参加人数は2.9人というのが2006年夏山シーズンの結果です。 今回はそれをちょっと詳しく見てみます。



2006年夏山ツアーの平均参加人数

 

催行ツアー数(a)

参加人数(b)

平均参加人数(b/a)

51

150

2.9

5月

3.5

6月

25

3.6

7月

31

4.4

8月

13

33

2.5

9月

11

34

3.1

10月

12

1.5

11月

2.7




表は2006年夏山ツアーの平均参加人数を月別に見たものです。最多は7月の4.4人、最少は10月の1.5人、平均2.9人となっています。

7月はお花も最盛期を迎える登山のハイシーズンですから、参加人数が多くなるのもうなずけます。また10月以降は常に積雪との競争ですから、少なくなるのはやむを得ません。特に10月はそこそこ高い山が目的地となっていましたから、雪が積もっていても絶対登る、という方以外に敬遠されたのでしょう。一転して11月に多くなっているのは、標高1000m以下の低山を目指したため、雪の心配があまりなかったことが理由と推測できます。11月に次いで8月が低いのはちょっと驚きですが、これは8月に設定された山中泊ツアーの参加人数が少なかったためです。それを除外して計算すると、平均参加人数3.9人となり納得の数字となります(7月をピークとした山型のグラフができます)。山中泊ツアーについては、参加しやすい泊数や曜日、時季を考える必要があるかもしれません。

ちなみに昨年の夏山ツアーは6月から10月までしか行っておらず、5月・11月の催行は今年が初めての試みでした。残雪期と晩秋の登山の楽しさをご理解いただければ、この時期の参加人数はまだまだ多くなることでしょう。

2006-12-13

さくま as くま


山の寸劇「ウルちゃんが行く」熱烈練習中!の図。

週に1回程度の練習でいつも全員が集まれる訳ではありませんが、すこしずつ成果が現れてきているようです。最初はぎこちなかった演技も、ようやく見られるようになってきました。この分なら1月9日の本番もなんとかなるかな?

データで見る山楽舎 (1)

2006年夏山シーズンが終了して、はや1ヶ月が経とうとしています。ここらで今シーズンの夏山ツアーを振り返ることにしましょう。題して「データで見る山楽舎」。



夏山シーズンの催行ツアー数と参加人数

 

催行ツアー数

のべ参加人数

平均参加人数

2006年

51

150

2.9

2005年

34

110

3.2

2004年

16

64



表は夏山シーズン中にいくつのツアーを催行し、どれだけのお客様にご参加いただいたかを3年分まとめたものです。

2006年夏山シーズン中に催行されたツアーは全51ツアー、参加人数はのべ150人となりました。2005年と比較すると、ツアー数は17多くなり、参加人数も40人増えています。昨年より多くツアーを設定し、多くの方にご参加いただけたということです。山楽舎BEARが主催するオリジナルツアーを本格的にはじめたのは2004年。毎年着実に成長してきていることがわかります。

一方、1ツアーあたりの平均参加人数は年を追うごとに減ってきています。これは、最近最少催行人数を“1名”にし、お一人さまでもお申込があればツアーを催行することにしたためです。「1ツアーの参加人数を増やすよりも、のべ参加人数を増やしたい」というのが私たちの考えですから、この程度の減少であれば予想の範囲内です。

平均参加人数4~5人、のべ参加人数200人というのが当面の目標です。

2006-12-11

大雪山ワークショップ

来年1月9日に上川支庁で「大雪山ワークショップ」なる催しが行われます。

当日は、

・雪の結晶の観察
・動物の足あと図鑑づくり
・雪中たから探し
・冬芽観察
・大雪山写真展

などなど、いろいろ楽しそうなイベントが計画されているのですが、中でも絶対に見逃せないのが、山の寸劇「ウルちゃんが行く」。自然保護や登山と環境にまつわる問題を楽しく伝える環境教育劇、という内容もさることながら、最注目は豪華な出演陣。主演は佐久間弘・助演に土栄拓真。つまり、この劇に山楽舎BEARスタッフが総出で出演しているわけです。

これをきっかけにハリウッドから引く手数多になったらどうしよう、と今から心配になるほどの熱演が期待されます。入場無料!私と佐久間の勇姿をご覧になりに、ぜひぜひお越しください。

こちらからチラシをダウンロードできます。

2006-12-09

疲労困憊

何年ぶりのことでしょう。今日は久しぶりにサッカーをしてきました。東川町役場の方に誘われて、東神楽の体育館で和気藹々としたゲームです。

学生のころは毎日部活があってサッカーをしない日のほうが珍しいくらいだったものの、いまや観戦や指導ばかり。自分で実際にプレーするのはおそらく2~3年ぶりです。その時も2~3年ぶりのプレーだったので、結局ここ5~6年まともに球を蹴ってなかったということになります。

ほんの何試合かしただけでぐったり疲れてしまいました。ガイドといえば体を使う仕事で、忙しい時季には月に25日山に登ったりしているわけですから、一般の方と比べると体力はあります。でも、サッカーとは使う体力が違うのでしょうね。夕方帰宅するなり一眠り。体が休息を要求してきました。

今日は早く寝よう・・・

2006-12-06

帰ってきました

道南山旅と札幌帰省のためしばらく留守にしていました。1週間ほどネット環境もなく過ごしましたが、ようやく帰ってきましたので、さかのぼって更新しておきます。

久しぶりの旭川は、出発前とは見違えるような雪景色。部屋も冷え切っていましたし、主の居ないままほおって置かれた駐車場には積もるにまかせた雪がこんもり。帰るなり今冬初の雪かきをしました。

溜まっている事務仕事を終わらせたら、ご無沙汰している旭岳に遊びに・・・いえ、仕事に行きたいものです。スキーにしようか?スノーシューにしようか?悩ましい日々がまた始まります。

2006-12-01

道南山旅:4日目

恵山下山後、吹雪の中を車で北上。噴火湾沿いの道の駅「とようら」が昨日の宿。この時季さすがに他に車中泊する方はいないようですが、しんしんと降る雪の中で過ごす車中の夜には、独特の魅力があるように思います。

快適に過ごすには、やはり寒さ対策が肝要です。今回は、

 1)ダウン上下を着て
 2)冬用の寝袋+ブランケットを使い
 3)車の中でツェルト(簡易テント)を張る

ことでぐっすり眠ることができました。これだけやれば車の暖房を入れる必要は全くありません。深夜の冷気さえ楽しむことができます。

一夜明けて天気は落ち着いてきているようですが、豊浦まで北上してくると今度は登りたい山がありません。明後日は札幌で法事が待っていることもあり、山旅を終えることにしました。一路札幌へ。

結局、今回の道南山旅では4日間で1つしか山に登れませんでした。“山”旅としてはもの足りないし、なかなか行けない道南ですから、もったいない気もします。でも、普段見ない海沿いをずうっとドライブして、いい気分転換になったことは確かです。

今日から12月。冬山の季節はもう始まっています。