右からパチリ。
左からもパチリ。
右斜めからも一枚。
そして最後は正面から。後ろ姿は見せてくれませんでしたが、逃げも隠れもせずにこれだけ色々なポーズを取ってくれるなんて、ずいぶんとサービス精神に溢れたナッキーです。ヒサゴ沼近くの岩場でのことでした。
黒岳8合目から9合目にかけては、ちょうどウコンウツギが旬。右を見ても左を見ても上にも下にも大きめの黄色い花が咲き誇っています。
黒岳石室から時計回りでお鉢平一周にかかると、北海沢沿いの雪渓跡を、いつものようにエゾコザクラがびっしり埋めています。
北海岳に向けて登っていく途中には薄いピンクのコエゾツガザクラ。ころころと可愛い玉の花を密集させています。
登山道の側面、足に触れそうな場所にはイワヒゲが鈴生りです。これだけ見事なイワヒゲはそう見られるものではありません。
北海岳から間宮分岐の間、お鉢平の稜線部では、赤茶けた地面が黄色のタカネスミレに覆われています。

| 富士山 | 羊蹄山 |
お鉢1周の歩行距離 | 2.5 | 2.7 |
お鉢1周の累積標高 | ±139 | ±212 |
登山全行程の歩行距離 | 14.7 | 15.0 |
登山全行程の累積標高 | ±1680 | ±1760 |
標高(m) | 3775.6 | 1898 |
荒涼としたヌッカクシ富良野川を渡り、最初に目を驚かせてくれるのは、黄色鮮やかなウコンウツギ。登山道脇からはるか斜面の下まで黄色い帯が続いています。
足下には小さい鞠のようなイソツツジがいくつもいくつも。
沢沿いで雪融けが遅かったであろう辺りにはエゾコザクラが立ち並び、みんなでこっちを見ています。
チシマノキンバイソウも今が盛り。大降りの濃い黄色が寄り集まって咲くと、辺りが明るく感じられるほどです。思わず目を奪われてしまいます。
今年初お目見えとなるヨツバシオガマ。一本だけ凛とした佇まいでいました。
これくらい花色が淡いとトカチフウロと言っていいでしょうか。決して派手ではありませんが、清楚で可愛らしい花です。
富良野岳の主役の一人、コイワカガミ。大雪山広しといえども、どこででも見られるお花ではないのです。しゃがむとちょうど顔のあたりに来る高さに咲いているのは、まるで人に見てもらうのを待っているかのよう。
他の植物が入っていない岩と砂礫の地に、いち早く根を下ろしたエゾヒメクワガタ。小さい小さい花ですが、寄り添って咲くので全体としてはよく目立ちます。
山頂が近くなってくると、ミヤマキンバイも見られるようになり、
お、イワヒゲも咲いています。この辺の花は大雪山のド定番ですね。
小さい花をたくさんつけるホソバイワベンケイ。そして・・・
山頂直下のごく一部でだけ見られるのは、エゾルリソウ。きっとこれを見るためだけに富良野岳に登る人もいるでしょう。今日は残念ながらまだ蕾でした。来週あたりは咲いているのでは。
富良野岳山頂周辺ですごいのは、登山道のすぐ脇から斜面のずっと下までお花が埋め尽くしていること。たとえばこのハクサンイチゲのように。
メアカンキンバイ。さっき見たミヤマキンバイとの違い、わかりますか?
いわゆる高山植物の女王・コマクサ。でも今日は他の花々の華やかさに埋もれている感じ。
ジムカデもそう多くはありませんが一部で咲いていました。花と葉の大きさのバランスが絶妙ですよね。
目にした瞬間思わず声を上げてしまったツガザクラの群生。いえ密生。びっちりと斜面の一角を紫の玉が埋め尽くしているのは圧巻です。
締めはチングルマで。大雪山ならどこででも見られる花で、よほどの群落でもなければ特別扱いしてもらえないかわいそうな花ではあります。でもやっぱり無いと寂しいし、私たち地元の人間にとっては、健康とか空気のような存在なのかもしれません。
湿原に至る沢筋ではミヤママタタビの葉が見事なピンク色に。普段あまり見られない花もしっかり見られます。
固有種マシケレイジンソウは登山道脇に無造作に。なんだかもっさもっさと絡まり合って。
一際目立つピンク色はタニウツギ。この花を見ると沢沿いを歩いている気分が出るものです。
湿原に近くなったあたりで群生しているオオバタチツボスミレ。大きなスミレです。
ヒオウギアヤメの蕾を発見!いよいよ湿原も間近。それにしても、蕾のときの凝縮された色というのは、どのお花でも生命力を感じるものです。
咲いたら咲いたで艶やかですしね。ヒオウギアヤメは背も高く花も大きく、しかも木道のすぐ脇にも咲くのがいいですね。
背の高いお花と言えばエゾカンゾウも忘れてはいけません。よく見ると一本の茎の上に、咲いている花・もう咲いた花・これから咲く花、と時間差で三種類が同居しています。
ウリュウコウホネは木道から遙か遠くの池塘の中。
イワイチョウは咲き始めといった感じでしょうか。
一見ツルには見えませんが、クロバナハンショウヅル。厚手の絨毯のような手触りが独特です。
可愛い可愛いツルコケモモの花。その小ささは普通に歩いているだけでは、まず見つけられないほど。よーく目を凝らして探すと、ようやく草葉の間に見つけられるのです。
大雪山では見かけないコバイケイソウ。葉はたくさん見かけましたが、咲いていたのは数株でした。全部咲きそろったら圧巻でしょうね。