2006-08-12

雷が鳴る前に、ニセイ

朝から暑く天気がよい今日、ニセイカウシペの下見に行ってきました。登山口までも時間がかからず歩行時間も短いので、やや遅めに出発できるのはありがたいことです。

登山口までの長い林道の途中から。空の青さが目に痛いくらいです。このまま車で1100mまで標高を稼ぎます。以前は国道39号沿いから登っていたといいますから、なんとも楽な山になったことです。

登山口からしばらくはダケカンバの目立つ明るい林の道が続きます。

標高1600m付近で「見晴台」に到着。その名の通り、表大雪の山々が間近に見晴らせます。今日は白雲岳が特にきれいに見えていました。

反対側に目をやると、向かう山頂が。どっしりとして良い姿です。右手から回り込んであの山頂を目指します。

このあたりから大槍に至るまでの間、お花が目立ち始めます。可憐なウメバチソウ。

沢地形に発達したお花畑。

なんていうのを見ながら大槍を通過。振り返って大槍の勇姿。

大槍を越えると登りはなだらかになり、ゆるゆると山頂へ。所要1時間半から2時間半くらい。広い山頂からは上川の町並・表大雪の山並・平山から比麻良山への稜線が見渡せます。

帰りに見つけた小さな秋。やはりここでも徐々に紅葉の季節に向かいつつあるようです。

ちょうど下山した1時頃。もくもくと黒雲が湧きたってきました。ゴロゴロとイヤな音も聞こえてきます。車に乗ってしばらくすると激しい雨が降り出しました。AMラジオをつけると、ガリガリ雑音が入ります。稲光こそ見えませんが、完璧に雷です。

ここのところ毎日のように午後になると雷が鳴ります。太陽で暖められた空気が上昇することで起こる熱雷だと思いますが、これ、大雪山では今まであまり経験がなかったことです。そもそも北海道は日本中でもっとも雷の少ない地域なのですが、これだけ暑いとそうも言っていられないのでしょう。早出早着の重要性を再確認しました。皆さんもお気をつけください。

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