2010-03-24

東大雪・ホロカ山

車中泊下見の二日目。十勝方面に来たときにはいつもお世話になっている道の駅おとふけで一晩を過ごし、目覚めるとフロントガラスから陽光が射し込んできていました。予報通りの快晴!下見の日は晴れる必要がないので嬉しさも半分です。

国道を三国峠に向けて北上し、糠平湖を越えて発電所を越えて除雪ステーションも越えたあたりにある林道がスタート地点です。林道入口に車を突っ込み、いざ出発。

といっても林道はすぐに終わります。小さな川を渡って対岸へ。

川を渡ると早速現れる急登。難所です。こういう樹林の急登はスキーよりもスノーシューの方が適していますね。

急な登りだけあってグングン高度が上がります。基本密な樹林帯ですが、時折展望が開け、北に軍艦山が見えました。

標高800m付近と同900m付近で目指す山頂が見えます。これは後者から見るホロカ山。それにしても本当に登りにくい山です。地形図的には素直な尾根に見えるのですが、なにせ木々が密生しています。何日か前に登ったであろうスキーの跡がありましたが、よくスキーで頑張ったと思わせられます。下りも快適に滑ることなんてできないでしょうし、この山はスノーシュー一択です。

最後はずぶずぶの雪に苦労しながらも、ようやく陽光きらめく山頂に到着。一見あまり展望が良くなさそうに見えますが・・・

隙間からは糠平湖が見えていました。

さらに山頂からわずかに下ったところに高木の無い一画を発見。そこからは間近にニペソツ山が望めました。そもそもこの山に登ろうと思ったきっかけが、山頂からニペソツを見たいというものでしたので、思い通り成功というところでしょうか。

でも、それ以上に良かったのがウペペサンケ山の眺め!これがまた大迫力なんです。予想外に素晴らしい景色を楽しむことが出来ました。

下る途中に木々の間から石狩岳や、

クマネシリの山々も眺められ、ずっと木の間を縫い続ける行程のアクセントとなってくれました。

登り二時間、下り一時間。急登と密な樹林には苦労しますが、展望を楽しめる低山です。

4 件のコメント:

もっち さんのコメント...

おう、眺めが良かったのですね。
いい位置にあるのに展望の山という噂を聞かなかったから、てっきり眺望はきかないものと思っていました。
これは晴れた日に是非行きたい。

それにしても土栄さん、いつの間にか「晴れ男」!
ってことは、誰が悪天を呼んでいるの?
まさか私?
いえいえ、社満射岳は快晴でしたよ。

DOEI Takuma さんのコメント...

晴れなくても構わない時に晴れて、晴れて欲しい時に晴れなくても「晴れ男」と言っていいのでしょうか?
というか、今年の3月の悪天具合は異常ですね。
気象庁によると旭川が1日中晴れたのはほぼ2週間ぶりのことだとか。
それ以外は毎日雪やら雨やらが降っているのです・・・。
暗澹たる気分です。

「地図がガイドの山歩き」管理人 さんのコメント...

はじめまして!「地図がガイドの山歩き」管理人の西條と申します。数日違いでホロカ山を同じルートから登りました。我々のトレースをご覧になったと思いますが、スキーの選択は失敗でした。やはりこの山はスノーシューが正解ですね。途中で失敗したと思ったのですが、ツボではもっと悪い。結局、我慢我慢で頂上へと行きました。おかげで、横滑りと階段下りが得意になりました。あいにくの荒天で展望はなしでしたが、このサイトを拝見して、私が考えていた展望を確認することが出来ました。貴サイトは我々の趣向と似ている山行が多く、ぜひまた、訪問させて頂きたいと思っています。

DOEI Takuma さんのコメント...

西條さん

コメントありがとうございます。有名な方に訪問していただき光栄です。

ホロカ山のスキーの跡には感嘆しながら歩いていました。私なら最初の急登で諦めて帰っていたかもしれません。

以前にも何度かニアミス(?)していますよね。瑠辺蘂山は確か1週間違いではなかったでしょうか。
http://asahidake.blogspot.com/2008/01/blog-post_31.html

いつか(マイナーな)山中でばったりお会いしてみたいものです。これからもよろしくお願いいたします。