2011-06-10

道北の雄峰・敏音知岳へ

山楽舎ツアー初登場となる敏音知岳ツアーを明日に控え、いつも通り直前になってからの下見に行ってきました。無計画というかなんというか、このギリギリ感、我ながらどうにかならないかとも思いますが、いいんです、直近の方が山の様子がよくわかって。

道の駅・ピンネシリに車を駐めて歩き出します。道の駅から登山が始まるというのはかなり珍しいのではないでしょうか。建物のすぐ裏に鳥居と案内板があり、

まずは良く整備されたトドマツの植林帯を行きます。緑が気持ちよい散歩道です。

やがて現れる「千本シナ」。案内板によると、「森の巨人たち百選」に選ばれているそうです。ということは、つい先日ご紹介したばかりの森の神様のお仲間ですね。

千本シナを越えると林相が広葉樹林へと変わり、急傾斜につけられた九十九折りの道に入っていきます。曲がって曲がって登っていくと、目の前に現れる軍艦岩。立派です。ハシゴがかけられていて、岩の上に立てるようになっています。

だんだん高木がなくなり、視界を邪魔するものがなくなってくるのですが、残念ながら今日は深い霧があたりを包んでいるのでした。

それは山頂に着いても同じこと。まあ今日の天気では降らなかっただけ良しかも。展望は明日の本番に取っておくことにしましょう。

山頂標識の足下になにやら括り付けられているものが・・・

中には「雑記帳」と鉛筆が入れられていました。こういうものが備え付けられているということは、この山は地元の人たちに愛されているんでしょうね。しかも、ここまできちんと密封されてきれいに保たれているとは素晴らしいことです。せっかくなので私も一言つぶやいてきました。

5分ほど滞在してすぐに下山。だんだん雲が上がってきたようで、さっきは見えなかった景色がわずかに見えるようになりました。

登山口まで車で二時間半。山頂まで往復二時間。帰りは帰りで三時間ほどかかるはず。山の下見に来たというのに、運転している時間が大半を占めるなんて。おかしな話ですね。

0 件のコメント: