2013-05-30

連続講座「大雪山の歩き方」第二回

連続講座「大雪山の歩き方」第二回
生死を分ける山ウェア-服装と装備の選び方
モンベル大雪東川店
6月1日午後2時より開催します。無料イベントです。皆さまのご参加をお待ちしております。

2013-05-26

北海道10高峰

北海道の標高の高い山を順に並べていくと、上位30座のうちほとんどが表大雪北部・お鉢平周辺に場所を占めています。大雪山が北海道の屋根と呼ばれる所以です。

今日は北海道第5の高峰熊ヶ岳に登ってきました。お天気に恵まれたこともあり、素晴らしい展望を楽しむことができました。

熊ヶ岳からぐるりと見渡す景色1。南~西~北方面。

熊ヶ岳からぐるりと見渡す景色2。南~東~北方面。

お鉢平直近に位置するため、前述の北海道の高峰たちがよく見えます。このパノラマの中に北海道の主たる高山がほとんど入っているのです。

以下、熊ヶ岳から見た北海道の高峰ベスト5をお届けします。

第1位:旭岳。標高2290.9m。

第2位:北鎮岳。標高2244m。

第3位:白雲岳。標高2230.0m。

第4位:後旭岳。標高2216m。

第5位:熊ヶ岳。標高2210m。

当然ながら、この写真だけは別の場所から撮ったもの。旭岳東斜面から見ています。

ちなみにこちらの写真には第6位・第7位が、

こちらには第8位から第10位までが映っています。

北海道の高峰の第1位から第10位までを一望できるのですから、熊ヶ岳はなかなかの展望台なのです。訪れる人はあまり多くありませんので静かに楽しめるところもまた良しです。

2013-05-25

快晴の旭岳山頂

雪のある時季に山に登って、しかも青空が広がっていると、これほど気持ちよいことはありません。今日はそんな素晴らしいお天気の日でした。快晴の旭岳山頂の様子です。

金庫岩付近から見る旭岳山頂。

青空と白雪に挟まれた山頂標識。

お客様にも満足していただけたはず。遠く景色を眺めるも良し。

寝ころんで空を見上げるもまた良し。

山頂標識の上に広がる青空と輝く太陽の光。

青空を背景にして下るのは最高に気持ちの良いものです。

今年の冬は旭岳山頂に立つ回数が例年に比べて多かったのですが、なかなかお天気に恵まれませんでした。もはや冬とは言えませんが、5月も末になってようやく晴れた山頂を楽しめました。

旭岳山頂からの景色:動画版

久しぶりに好天に恵まれた旭岳山頂。ぐるりと一周360度の景色をお届けします。

北~西~南 : 安足間岳~暑寒別岳~トムラウシ山の眺め

南~東~北 : トムラウシ山~白雲岳~安足間岳の眺め

今日はあまり遠くまでは見通せませんでしたが、それでも爽快な北海道最高峰からの眺めでした。

春の雪はよく滑る

春になると山に降り積もった雪が堅く締まります。適度な斜面さえあれば、腰を下ろすだけでそこは快適なすべり台に変わります。こんな風に。



公園のすべり台と比べるとはるかに長い距離を滑れますし、高低差も比較にはなりません。子どもに戻って、というよりは、大人ならではの楽しみと言えそうです。

2013-05-21

6ヶ月の空白が埋まった

連休中の5月3日に宣言して以来、19日かけてようやく昨年から6ヶ月さぼっていたブログ更新を終えることができました。今日からは過去の出来事ではなく、その日その日の出来事を書くことができます。

サボった分を取り返すというのは、勉強でも習い事でも、何に関しても大変なものなのですね。

2013-05-19

小旭岳からの眺め

旭岳山麓にポコンと飛び出すコブのような小旭岳。これほど名前に似つかわしい山もそうないと思えるほどの「小」っぷりですが、そこからの景色は本家・旭岳に勝るとも劣りません。忠別川源流部により近いだけあって、表大雪のただ中にいる感覚がはるかに深くなるのです。

まずはパノラマ写真でどうぞ。

お次は動画で。

これだけの景色が特に苦労もなく行って見られるのですから、ほんと、大雪山の麓に住んでいて良かった!と思えます。

ちなみに、今回はハイマツが露出していたため小旭岳山頂部に立つことはしませんでした。本来であれば本当に360°のパノラマが楽しめるのです。今回は180°くらいでしょうか?

2013-05-14

雪に覆われた幌加内

今年の春がどんなに遅いといっても、さすがに旭川市内など里の雪はほとんど見なくなりました。ところが、旭川の北西に接する幌加内町では・・・

まだまだ一面の雪景色でした。

幌加内町は特に山深いところにあるわけでも、特に緯度が高いわけでもありません。ともに旭川市とそう変わらないのです。それなのに、直線距離にして30km、ほんのひとつ峠を越えただけで、この見事な冬っぷり。さすがは北海道で最も雪が降る幌加内町と言えます。

2013-05-11

初リュウキンカ

雪解け遅い今年の春。いつもなら早々にみかけるはずのリュウキンカにようやく出会うことができました。

標高400mたらずの場所だというのに、雪がないのはこの花の周囲ほんのわずかだけ。咲いている株も数えるほど。ゴールデンウィークはとうに終わっていますが、そう言えばまだ桜も咲いていないし、リュウキンカもこのくらいで妥当ということでしょうか。

気持ちの良い稜線

今日歩いてきた米飯山。登りは最短距離を行き、下りに少し遠回りして尾根歩きをしてきました。その尾根が思いのほか展望がよく、思いのほか気持ちの良い景色を眺めることができたのです。

上川町と旭川市の境界となっている尾根が、ゆるやかに平らに延びています。左手奥には旭川市街。

この反対側には表大雪が間近に迫っていて、もちろんそれも素晴らしい景色なのですが、このどこか懐かしい感じがする尾根に心惹かれてしまいました。私は札幌で生まれ育っていますので、こんな景色には馴染みがないはずなのですが。

私たちの心の奥底に眠る原風景を呼び起こすかのような景色でした。

2013-05-09

キトウシの春

東川キトウシ森林公園にカタクリを見に行ってきました。

ついさっきまで気持ちよく晴れていたのに、到着する頃にはすっかり曇り空。寒ささえ感じながらすぼまっているカタクリを眺め歩きます。

東川の田んぼにも水が張られました。ようやく遅い春がやってきたのですね。

2013-05-08

窓外のツララ

旭岳ロープウェイ姿見駅。窓の外には立派なツララが仲良く並んでぶら下がっていました。久しぶりの青空から陽光をいっぱいに浴びてキラキラ光っています。

今年のゴールデンウィークは寒くてぐずぐずはっきりしないお天気が続きましたが、連休が明けてようやくすっきりと晴れてくれました。

旭岳の雪融け比較 2013年

昨年の記事の最新版、「旭岳の雪融け比較 2013」をお届けします。昨年の記事に今年の写真を追加しています。

まずは第一展望台付近からの旭岳。2013年・2012年・2010年・2009年・2008年・2006年の計6年分です。



2013.05.07

2012.05.06

2010.05.03

2009.05.06

2008.05.03

2006.05.07


次に第三展望台からすり鉢池越しの旭岳。2013年・2012年・2010年・2009年・2008年の計5年分です。


2013.05.07

2012.05.06

2010.05.03

2009.05.06

2008.05.03

今までで一番雪解けの遅かった2010年を越えて、さらに雪の量が多いことがわかります。今現在、旭岳付近で岩の露出しているところはないのです。すべてが白い雪に覆われ尽くしています。谷地形の埋まり具合もいつもと違い、ほとんど凹凸がなくなっていてかなり歩きやすいです。

6月半ばには夏山開きとなりますが、それまでにどれほど雪解けが進むでしょう?

2013-05-07

キトウシ森林公園のカタクリ

 天気が悪く、ヒマな大型連休が終わり、毎日のように花のようすを見に行っていたキトウシ森林公園。どうやら見頃にはいってきたようだ。
 きょうはまずまずの天気なので、事務所から歩いて行ってみる。500メートルほど歩くとある地神宮、奥の田んぼに水が入り間もなく代掻きが始まるようだ。


 なんだか神様が降りてきそうな空。上層には巻層雲、中層の高積雲のあいだから光芒が伸びる。


 キトウシ山へ到着。羊が草を食み、代掻きの終わった田んぼには水が張られている。中景の桜並木、去年の今頃は満開を過ぎていた。ことしはまだ蕾。


 連休が終わって人気のないゴーカートコースに入る。まだ蕾が多いが、開きはじめた花も増えてきたカタクリの群落。


 ちょっと色の変わったエゾエンゴサク。普通の花は空色だが、この花は赤紫。


 カタクリの密度がいちばん濃い辺り。いい感じになってきた。


 なんだか園芸種のようなエゾエンゴサクもある。


 公園を出る頃には、空飛ぶ絨毯みたいな雲が広がってきた。
 というわけで、今週末頃には見頃を迎えそうです。

2013-05-06

旭岳、積雪の多寡

ここ10年で最も雪が多い気がする今年のゴールデンウィーク。ここ10年で最も雪が少なかった2008年と比べてみました。

2013年5月5日 姿見駅

2008年5月3日 姿見駅

2013年5月5日 石室

2008年5月3日 石室

2013年5月5日 旭岳山頂部

2008年5月3日 旭岳山頂部

2008年は近年まれに見る雪解けの早い年で、4月・5月のスノーシューツアーで苦労した記憶がはっきりと残っています。旭川のアメダス記録を見ると、積雪0cmになった日は、

 2008年:3月25日
 2013年:4月21日

ですから、ほぼ一ヶ月ほど季節の進み方が違うわけで、山の上も同様ということです。なんというか、いろいろ違い過ぎて笑えてきますね。

2013-05-03

6ヶ月の空白を埋める

昨年10月末より長い間滞っていた当ブログの更新を、今日ようやく再開しました。かれこれ半年以上放っておいたわけで、お客様の中には私の体調をご心配くださった方もチラホラいらっしゃいました。実際は、仕事以外の件でやたらと忙しく、なかなか時間が取れなかっただけなのです。ご心配ありがとうございました。そしてすみませんでした。

6ヶ月の空白を埋めるべく、ついさきほどから過去記事の更新を始めました。遡ってお読みいただければ幸いです。