緑岳登山道の雪解けの足取りはまだまだ遅いなぁという印象です。下部の樹林帯ではすでにほとんど登山道は露出しており、とくに問題はないのですが、第一花畑に出たとたんに目の前に雪原が広がります。
雪面には所々にベンガラ(赤色顔料)がまかれ、おおまかなルートが判るようにはなっていますが、顔料は雨が降ると流れてしまうこともあり、マーキングの間隔も長いので、視界不良時にはコンパスやGPSを使いこなせる力量がないと迷う可能性があります。
地理に不案内な方は、ガイドや熟練登山者などの、ルートを熟知したベテランと行動をともにしてください。
写真:緑岳第二花畑 7/3
緑岳第一花畑上部にできているクラック(雪の割れ目)はさらに深さが増しています。
とくに注意していただきたいのは、下りです。第一花畑と第二花畑の間は雪原が解けて茂みが露出し、回廊状(雪原のくびれ)になっています。第二花畑から下ってくると、この回廊を通り抜けた直後に、クラックが目の前に出現するので、視界不良時は落ちないように注意が必要です。
今日(7月3日)現在では、下りの場合、クラックの手前から左側(北側)へ回避するようにベンガラ(赤色顔料)でルートが示されています。ただし、顔料は降雨によって流されやすく、視界不良時は、このクラックを回避した後に元のルートに戻るには、高度の読図能力またはGPSを使いこなす力量が必要です。
写真:緑岳第一花畑上部 7/3
2013-07-04
2013-07-01
利尻山、変わるもの、変わらないもの
2007年以来、6年ぶりに訪れた利尻山。これだけ間が空くと、いろいろなものが変わっていて驚かされます。
まずはフェリーターミナル。船から下りると、以前あったはずのターミナルはなく、ポツンとプレハブの長屋が佇んでいました。少し離れて工事中の新ターミナルがありました。来年できあがるそうです。
次はキャンプ場。小さな管理棟ときれいめのトイレがありましたが、二つ合わせてさらにきれいな建物になっていました。
登山道に入ると、目につくのは看板です。もちろん変わらないものもあるのですが、ほとんどがきれいな立派なものに変えられていました。
携帯トイレブース もご覧の通り。
荒れ果てていた登山道の補修も行われています。9合目付近。
一番侵食が酷い箇所。ここは相変わらずでしたが、以前あったロープが撤去されていたので、足下は歩きやすくしてくれているのでしょう。
山頂。利尻山神社奥宮は変わらず登山者を見守ってくれているようです。
変化は少しずつ進んでいるのでしょうが、間をおいて訪れると全てがガラリと変わってしまった感覚を受けてしまいます。
登山道に関しては、標識はともかく、山頂付近の荒廃に手がかけられているのが、嬉しい発見でした。関係する皆さんのお陰ですね。
まずはフェリーターミナル。船から下りると、以前あったはずのターミナルはなく、ポツンとプレハブの長屋が佇んでいました。少し離れて工事中の新ターミナルがありました。来年できあがるそうです。
次はキャンプ場。小さな管理棟ときれいめのトイレがありましたが、二つ合わせてさらにきれいな建物になっていました。
登山道に入ると、目につくのは看板です。もちろん変わらないものもあるのですが、ほとんどがきれいな立派なものに変えられていました。
携帯トイレブース もご覧の通り。
荒れ果てていた登山道の補修も行われています。9合目付近。
一番侵食が酷い箇所。ここは相変わらずでしたが、以前あったロープが撤去されていたので、足下は歩きやすくしてくれているのでしょう。
山頂。利尻山神社奥宮は変わらず登山者を見守ってくれているようです。
変化は少しずつ進んでいるのでしょうが、間をおいて訪れると全てがガラリと変わってしまった感覚を受けてしまいます。
登山道に関しては、標識はともかく、山頂付近の荒廃に手がかけられているのが、嬉しい発見でした。関係する皆さんのお陰ですね。
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