2005-08-15

高山タイプ

昨日、ツアーで芦別岳へ行ってきました。芦別岳というのは、たいていのガイドブックには上級向けとして紹介されており、実際なかなか疲れる山です。登山口から山頂までの標高差が1400mもありますし、所要時間も長い。実際、昨日のツアーでは全部で10時間ほどかかってしまいました。

でも、一番大変なのは標高差でもなく所要時間でもありません。それは、全体的な標高の低さと、それ故の暑さなんです。なにせこの芦別岳、登山口の標高が330m、そして山頂が1726mしかありません。普段、大雪山の高山帯しか歩かない私たちにとって、1700mはようやく登山口という感覚なのです。330mなんてもう未知の世界。山というより下界そのもの。連日30℃を越える暑さが続いていますが、それが気温逓減率の影響も受けずにそのままねっとりと絡みついてくるのですからたまりません。体が拒否反応を起こしているかのようでした。

高山に適応してしまった体には、暑い中の登山は酷なものなのです。

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