2012-11-05

冬らしいもの、冬らしくないもの

本州からいらっしゃったお客様を初冬の旭岳にご案内してきました。

青空の下の旭岳と、

眼下の雲海を楽しめた最高の山日和でした。

エビのしっぽや、

風紋を見て、冬の訪れを感じた一方、思わず我が目を疑うようなものにも出くわしました。それは・・・

クマの足跡!

クマの足跡自体は特に珍しいものでもなんでもありませんが、11月に入って、しかもこんな高山帯でお目に掛かるとは思いも寄りませんでした。

あまりにも意外だったので、登りの時にこの足跡を横切ったにもかかわらず、人の足跡だと思いこんで気にとめなかったほどです。帰りにもう一度見て、ようやくクマのものとわかりました。

真っ白な雪原に一筋の足跡。もうとっくに標高の低いあたりに移動して、冬ごもりしていると思っていました。今年の大雪山は遅すぎる秋と早すぎる冬という異常気象に見舞われましたが、クマもリズムを乱されているのかもしれません。

大雪山は庭とも言える慣れた山ですが、慣れすぎると注意力・観察力がにぶってしまうのだと自戒させられる出来事でもありました。目の前の現象を謙虚に見ることが大切なのですね。

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