2009-03-17

二等三角点・経歳鶴

東大演習林の外れにある二等三角点「経歳鶴」。アイヌ語への当て字が多い北海道の地名ですが、これは強烈です。いったい何と読んだら良いのやら見当もつきません。

国土地理院の基準点成果等閲覧サービスで調べてみても、点の記図なしとなっているので読み方はわからず。東大によると「けいさづる」だそうですが、これは当て字に引きずられた読み方で、元のアイヌ語とはかけ離れていそうです。どうも、こちらの方が調べられた「ペトツルンペ」というのが良さそうな気がします。

さて、その経歳鶴ですが、歩き始めるのは北落合から。除雪最終点に車を置き、まずは標高点799mへ向けて出発です。ある程度登ったら、途中で標高点872mとの鞍部をめざし、複雑な谷地形を巻くようにして標高点762mへ。

標高点762mは広い台地状となっていて、ここまで来ればようやく経歳鶴が視界に入ります。

あとは淡々と平らな尾根を歩くのみ。ガスなどで視界が悪いときにはちょっとやっかいな地形です。

時折垣間見える山頂が徐々に大きくなり、植生がトドマツからダケカンバに変わり、傾斜がついてきたら、それが最後の登り。スキーで直登できる程度の斜度を標高差100m弱で山頂部に到着です。

あまり遠望は効きませんが、振り返って登山口方向。正面が標高点799m。真っ平らな地形を歩いてきたことがよくわかります。


北西には大麓山から延びる尾根。その他は霞んでいて、山らしい山は見えませんでした。晴れてさえいれば、きっといろいろな山が見られるはずです。

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