2009-04-10

下ホロカメトク 1日目(09.04.06)

前々から気になっていた下ホロカメトクへ登りに行ってきました。トムラウシ温泉側の林道が開けば、かなり近くまで車で行けて楽に山頂を踏めるとのことですが、おそらくまだ除雪はされていないでしょう。今回は原始が原経由にしました。

4月になってようやく暖かくなったかと思いきや、思い切り寒の戻りで平地でも積雪があったこの日。 除雪最終点となっている秋雲橋はまるで冬のように真っ白です。

新雪の木々に飾られた林道を夏の登山口まで進み、そこからさらに二段の滝くらいまで登山道を忠実にたどります。三の沢には入らず、手前の尾根に乗り、谷を巻くように原始が原へ。

突然ぱっと視界が開けると、そこが原始が原の始まり。低く厚い雲がどんよりと空を覆っている中を、東へ東へ。

標高点1083mのコルにキャンプ地を定め、テント設営。荷を軽くして、トウヤウスベ山に向かいます。

ゆるやかな尾根がすーっと延びるトウヤウスベ山。標高1400mの山頂はかろうじて雲の下に見えています。

エゾマツとダケカンバの疎林を縫って登っていくと、徐々に雲が高くなっている様子。振り返ると、なんと明日目指す下ホロカメトクが!

喜びも束の間、再び雲底が下がってきて、山頂はガスの中。風も強く吹いています。さっきの景色が見られただけでも良しとするか・・・。スキーのシールを剥がしていると、ん?まぶしい?

一瞬でガスが飛び去って、間から太陽の光が射していたのです!おお、あれは富良野スキー場。

前富良野岳は山頂までは見えず。

富良野岳・境山も同様。でも、いかにももうすぐ晴れますよ、という雲に見えます。もう一息頑張って!

下ホロカから東大雪方面。延々と樹海が続いています。もう少しタイミングがずれていたら、あぶなく景色を見られずに下山していたかもしれません。

ほどよい斜面と、積もりたての雪で、気分良く滑降できました。振り返るトウヤウスベ山。明日はお天気に恵まれるでしょうか。

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