旭川市の中心部からほど近い神楽山。駅前から30分ほど車を走らせれば、もうそこは登山口です。週末ツアーの下見に行ってきました。ここ一週間でかなり降ったとはいえ、まだまだ雪の少ない状態が続いています。標高500mに満たないこの山は、はたしてスノーシューで歩けるほど雪があるのでしょうか?
神楽山北西側にある林道ゲートから歩き出します。大型トラックが頻繁に行き来していますので、邪魔にならないよう車を駐めます。
ゲートの向かいの沢地形を使って標高点315尾根へ取り付きます。ごく細い沢なのにまだ水がちょろちょろ流れています。雪の上を歩くと言うよりは、ガリガリと岩を踏んで行く感じです。これならもう少し南から取り付いたほうが良さそうです。
積もりたてでまだ落ち着いていない雪は概ねヒザ下くらいの深さ。ときに笹を踏み抜いたりしてとても歩きにくいです。何本も作業道らしきものがあり、そこを通ったシカの足跡をたどると少し楽できます。標高点315から同412,465と進みます。
途中でカツラの巨木を発見。旭岳など標高の高いところでは見られない木ですが、こういう低山ではそこかしこにあり、あるいは主のようにどっしりと佇んでいます。
神楽山山頂が近づくと木々の間から旭川盆地が望めるようになります。今日は思いがけず青空となりましたが、それでも高い山々には雲がかかっています。
所要3時間で神楽山到着。数年前に訪れたときは反対側の尾根から来ました。広葉樹に覆われたこの景色は懐かしい感じがします。
ここ数日の旭川は最高気温がマイナス5℃に届かないほど冷え込んでいます。10分ほどお昼休憩にして、その後30分ほどピットを掘って積雪観察をしていたら、すっかり体が冷えてしまいました。
下りは登りと違う尾根を使います。今日のように歩きにくい雪のときには、往復ルートにして自分の足跡をたどるのが楽なのですが、多少苦労してもやっぱり周遊のほうが楽しいものです。下りの方が地図読みの練習になるので、足跡がないルートを取るのが良いというのもあります。今日は久しぶりにかなり本気で地形図と取り組みました。
下山は所要1時間ちょっと。最後はびっくりするくらいきれいな青空の下でした。こんな空久しぶりに見た気がします。
帰り際に車道から見た神楽山。山というよりは丘という外観ですが、雪質と相まってなかなか歩きごたえがありました。
2 件のコメント:
下りのルートはどこでしょうね。
地図読みの難しい尾根というと、465から180でしょうか。
山行報告を楽しみに待ちます。
大正解です。
180のちょっと上の尾根末端まで忠実に尾根をたどりました。
地形図に出ていない小ピークまで一つ一つ確認していくのは疲れはしますが面白い作業です。
土曜日はどんなお天気になるでしょう?
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