2011-04-14

一等三角点・安足山

安足山です。安足間岳でも安足間山でもなく、安足山。いずれも安足間川の流域にある山なので似たような名前が着いていますが、どうも据わりが悪いというか締まりがないというか、そんな山名です。あまり有名ではないし、まがい物風の名前ではあるのですが、実は意外にも山頂には一等三角点が設置されています。その安足山の下見に行ってきました。

愛山渓温泉に向かう道の脇に車を置き、雪に覆われた林道を進みます。記録的暖冬少雪だった2008年にも訪れているのですが、その時は全く雪がありませんでした。というわけで雪山としては初の来訪となります。

前半は林道上を行きます。徐々に高度を上げていくと、正面に台地状の尾根が見えてきます。あの奥に安足山があります。途中で林道から外れ、尾根に取り付き、急登をこなすと、

背後に素晴らしい景色が展開されていました。天塩岳を中心に、突角山や宇江内山や摺鉢山など上川の山々が連なっています。

少し進むと今度は北大雪。ニセイカウシペから有明山にかけてゆるやかな尾根が見えます。

さらに間近に表大雪。山頂部に雲がかかっているのが残念ではありますが、山の大きさはよくわかります。上川岳・愛別岳がわずかに見えているようです。

台地状の尾根は広く平らで歩いていても快適です。

でも、山頂は背の高い木々に囲まれていて、景色なんて全然見えないんですよね。一等三角測量の時にはどれほどのやぐらを建てたのでしょうね?まさか禿山だったわけもなし。

下りは地形図と首っ引きで初めてのルートを。地形図に載っていない林道が縦横無尽に走っていて、高山よりもこういうところの方が読図は難しいんですよね。ふと空を見上げると、ぷかりと綿雲が浮かんでいました。

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