いつもよく見かけるものほど、意外と写真に撮っていないことってあるものです。 このチズゴケ(の一種)もその類。大雪山の岩場ではありふれた地衣類で、視界に入っているのに見えていないものの筆頭とも言えるかもしれません。今日は羅臼岳という違うフィールドに赴いたためか、この黄色いやつが無性に目につきました。そして初めて写真に納めることに。
岩に顔を近づけよくよく観察すると、そこにはまるで一つの世界が広がっているようです。チズゴケとは上手い名前をつけたものですね。大きなかたまりが大陸に。小さな区画が国境線に見えてきます。
山頂に向かう岩場はことさら注意を払わなければいけない場所なのですが、思わず見とれてしまいました。
たまに大雪山を離れて遠い山に行くと、同じものでも新鮮な気持ちで見られるのでした。
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