2009-01-31

エゾリスを詳しく

冬の森を歩いていると、比較的良く目にするのがエゾリスの足跡。

逆ハの字とでも言うべき形が特徴的なので、簡単に見分けることができるでしょう。深い雪になると不明瞭になりますが、点々とついた足跡が木から木へと繋がっていれば、まずそれはエゾリスです。

足跡に比して実物はあまり見られないかもしれませんが、そんな時は耳を澄ませてみてください。カサカサという音が樹上から聞こえたら、それはリスが移動しているのです。たまに「ギャー」みたいな声で鳴いたりもします。

エゾマツの根元になにやら食い散らかした跡がありました。辺りについた足跡からして、どうやらエゾリスのもののようです。いったい何を食べたのでしょう・・・

エゾマツの松ぼっくりでした。左が食べる前。右が食べた後。もっとよく見てみると、

こんな。右の松ぼっくりをお尻から囓っていって、頭だけ少し残して食べ終えたのが左というわけです。それにしてもキレイに食べるものですね。実際に食べるのは松かさに隠れている種なので、松かさ部分はほじくり返されて雪の上にばらまかれることになります。

動物の痕跡探しは冬ならではの楽しみの一つです。

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