2009-06-13

夕張中岳山行記-2-

1)  7時45分林道ゲート発。木々の間に槙柏山、御茶々岳、松籟山が見え隠れする。490m二股の上から雪のあらわれた沢筋と林道跡をたどる。

 600mくらいか、アイゼン装着。途中から広い沢の中の小尾根状の地形をたどる。暑い。長丁場だからこそ、足を残すためにここはじっくり、と自分に言い聞かせる。



2)  10時20分槙柏山コル。付近から大雪、十勝を望む。大麓山の上に先日登った下ホロカが重なって一つの山のように見えるのが、面白い。

 コルの南側は雪が切れているので、尾根付近を御茶々岳方向に1160m辺りまで登り、山頂の肩から続く雪渓の枝別れが下の夫婦沢上部の平坦地の雪とつながっているのを確認し、これを下る。

 窪地の水溜りのような池を左に見ながら平坦地を快適に横切り、主稜線上のコルへ。途中、芦別本峰、夫婦岩の眺めは圧巻。

コルの御茶々岳寄りから少し下った所から夫婦岩北峰。左奥は芦別岳


夫婦沢上部の平坦部の窪地の沼。好い雰囲気。時間があればノンビリしたい



3)  11時10分主稜線上のコル。北日高の山々も見える。目的の中岳もわずかに姿を見せる。遠いが心は逸る。平坦地形を横切るうちに小天狗、きりぎし山、中天狗、布部岳、富良野西岳が次々と見えてくる。

 1346mピークの二つ手前の1330m台のピークの北に延びる尾根の小鞍部へ登り、1346mへ斜上する。このころ暑寒、ピンネシリ、美唄山も見える。

 1346mピークから1320mコルにかけては、待望の東から南にかけての展望も開ける。芦別岳、ポントナシベツ岳が大きく、鉢盛山に続く。シューパロ岳が力強く存在感を示し、夕張マッターホルン、夕張岳、前岳、滝ノ沢岳へと遠ざかる。

主稜線上のコルから少し降りた所からこの日、ほぼ初めての中岳


ズームアップ。左斜面が最後の急登


平坦部の北の沼(多分)。平坦部で水の出ていたのはここだけの模様

0 件のコメント: