2013-06-06

残雪情報

 春先の低温と日照不足の影響で、今季の大雪山は雪解けが遅れ、残雪が多い。

旭岳方面では6月4日現在、温泉街で60cm、姿見駅で230cmの積雪があり、旭岳(山麓)駅から姿見駅へ向かう登山道はほぼ全面雪で覆われている。姿見駅から山頂へ向かう登山道も6合目から下が雪で覆われている状態だ。天人峡から化雲岳へ向かう登山道は6月3日現在、三十三曲がり上部から雪で覆われ、滝見台へのルートも判りづらいので、注意が必要になる。

層雲峡方面は6月3日現在、黒岳ロープウェイ5合目で210cm、7合目リフト降り場で220cmの積雪があり、黒岳への登山ルートはほぼ全面雪で覆われているため、雪の状態によっては、アイゼンやピッケルが必要になる。黒岳石室は、冬期入口が解放されているが、玄関(夏期入口)は塞がっている。

登山口へ向かう林道は、高原温泉線が6月10日9時30分、銀泉台線が6月13日11時にゲートが開放される予定だ。

林道が開放されて登山が可能になっても、登山道の大部分はまだ雪の下にあり、道迷いの危険性がある。

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