2005-03-03

休息と怠惰の間

2月に続き3月にも札幌でスノーシュープログラムを開催する予定があり、昨日はその下見に行くはずでした。ところがどうしても朝起きられず、気がつけば昼も11時。そんな時間から出発する訳にもいかず、結局下見は取りやめざるを得ませんでした。

昼まで寝ているなんて、ずいぶん怠惰に感じられるかもしれません。でも、どうにも体中がだるかったのです。起きようにも起きられなかったのです。考えてみると、最近疲れがたまっていました。先週ひいた風邪も治ったばかりで、病み上がりということもあります。なんといってもガイドは体が資本ですから、十分な休息は仕事の一部と言っていいでしょう。そんなわけで、昨日は仕事として休息日を取ったのです。

このように、私たちは自分自信の判断で休息を取ります。疲れが出ているのだと判断すればゆっくり休息をとりますし、怠惰に流れていると思えば体にむち打って山へ行きます。でも、このあたりの判断はとても微妙で難しいものです。なぜなら、体が本当に休息を欲しているのか、それとも単にさぼり癖が出ているだけなのか、その判断を自分自身で行わなければならないからです。

この判断を間違えると大変なことになります。人間、自分に厳しくするのは至難の業ですから、下手をすると本当に疲れてはいないのに休息ばかりとるようになってしまいます。かといって厳しくしすぎるのも問題で、無理に無理を重ねて体を壊してしまうかもしれません。

今の自分が怠惰に流れているのか、それとも本当に休息を欲しているのか。休息と怠惰の間を揺れ動く自分自信と真摯に向き合う。ガイドの仕事にはこんな困難もあるのです。

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