2005-03-07

ぶんしょうではかきあらわすことができないほどの

あまりの好天につられて、午後から佐久間とスノーシュープログラムの下見にでかけました。目的地はガマ岩コース。来週末に開催されるひさびさに作られた新コースです。

「4月上旬の暖かさ」という天気予報どおり、あたりはすっかり春めいていました。陽の光は強く、空の青は濃く、聞こえてくる川のせせらぎも大きくなっています。ほんの1~2週間前までさらさらだった雪面もすっかり締まっていて、ツボ足でもほとんど埋まりません(スノーシューの下見だというのに、スノーシューを忘れてしまったというのはナイショです)。


下見を終え、日だまりの川辺でお茶を飲んでいると、真っ青な空に飛行機雲ができていきます。地上から見上げる飛行機はどうしてあんなにゆっくり飛んでいるように見えるのでしょう。どことなく長閑で、すっかり一日の締め気分でした。

しかし、今日のクライマックスはこの後に待っていたのです。

この青空なら旭岳が夕陽に染まる風景が見られるかもしれない。ちょっと見に行ってみよう。佐久間の提案で、とっておきの展望ポイントに行くことになりました。しばしのドライブのあと、車を道の脇に停め、歩くこと十数分。


うわ。
息が止まるとはこういうことを言うのでしょう。雪に包まれた丘陵の向こうには愛別岳から富良野岳までが勢揃いしています。表大雪から十勝連峰まで見渡せる場所は旭川近辺にいくつもありますが、今まで見た中でも並ぶもののない景色です。いろいろな場所から、いろいろな大雪山を見てきた気になっていましたが、まだまだ知らない大雪がありました。

初めて大雪を歩いた時。初めて大雪を縦走した時。大雪には何度も感動させられ、その度に人生さえも変えられています。そんな感動を今日も受けてしまいました。こんな風景が見られるから・・・。

“今日世界中で一番きれいな大雪山を見たのは間違いなく自分だ”と確信できるほどの幸せなひとときでした。

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