2006-11-10

小さいけれどいい山だ。いやむしろ

久しぶりに雨が降らなさそうな一日。そう天気は良くなかったのですが下見に行ってきました。樺戸山地・神居尻山、標高946m。

登山口に向かう道すがら正面に山容が見えるのですが、「え、あれが山頂なの?こんなすぐ近く?」と訝しんでしまうほど小さなこぢんまりとした山です。

とはいえ、この山がまたいい山なんです。今まで登った低山の中では3本の指に入ること間違いなし。なにがそんなに気に入ったかというと、
1)大部分が緩やかな尾根歩きである
2)尾根沿いは背の低いササ+ダケカンバちらほらで展望がよい
3)登りと下りで異なる尾根を歩き、ぐるり周遊できる
まあ、無駄な階段やら気になる点もあるにはあるのですが、そんなの些細なことだと思えてしまいます。

登山口からしばらく続いた急登を登りきると、不意に視界が開けて正面に山頂が現れます。ゆるやかな山です。ここから山頂までは尾根を伝って右から登り左から下ります。

どんな尾根を歩くかというと。真ん中ちょい右あたりから左に向かってゆるゆる登るわけです。晴れていれば右手には日本海と札幌方面の山々が見えるはず。

さらに登るとコース分岐にもなっている小ピークに到着。そこから手前の山頂に向かって最後の登りです。稜線を挟んで右と左の植生の違いが興味深いですね。

山頂からの下り。途中に避難小屋が見えます。この小屋に泊まるのも面白いかもしれません。まだまだ展望の尾根歩きは続きます。

小屋側の尾根からはピンネシリがよく見えます。手前のダケカンバがいい感じ。

小さいけれど、いえむしろ小さいからこその良さがあふれる神居尻山。未登の方はいますぐに、既登の方は旬の季節を逃さないように、さあ登りに行きましょう。低山はまだまだ待ってくれています。

0 件のコメント: