2006-12-15

データで見る山楽舎 (2)平均参加人数

前回示した通り、催行ツアーは51ツアー、参加人数はのべ150人、平均参加人数は2.9人というのが2006年夏山シーズンの結果です。 今回はそれをちょっと詳しく見てみます。



2006年夏山ツアーの平均参加人数

 

催行ツアー数(a)

参加人数(b)

平均参加人数(b/a)

51

150

2.9

5月

3.5

6月

25

3.6

7月

31

4.4

8月

13

33

2.5

9月

11

34

3.1

10月

12

1.5

11月

2.7




表は2006年夏山ツアーの平均参加人数を月別に見たものです。最多は7月の4.4人、最少は10月の1.5人、平均2.9人となっています。

7月はお花も最盛期を迎える登山のハイシーズンですから、参加人数が多くなるのもうなずけます。また10月以降は常に積雪との競争ですから、少なくなるのはやむを得ません。特に10月はそこそこ高い山が目的地となっていましたから、雪が積もっていても絶対登る、という方以外に敬遠されたのでしょう。一転して11月に多くなっているのは、標高1000m以下の低山を目指したため、雪の心配があまりなかったことが理由と推測できます。11月に次いで8月が低いのはちょっと驚きですが、これは8月に設定された山中泊ツアーの参加人数が少なかったためです。それを除外して計算すると、平均参加人数3.9人となり納得の数字となります(7月をピークとした山型のグラフができます)。山中泊ツアーについては、参加しやすい泊数や曜日、時季を考える必要があるかもしれません。

ちなみに昨年の夏山ツアーは6月から10月までしか行っておらず、5月・11月の催行は今年が初めての試みでした。残雪期と晩秋の登山の楽しさをご理解いただければ、この時期の参加人数はまだまだ多くなることでしょう。

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