山というのは山頂に向かう時でも登りっぱなしというわけにはいきません。せっかく登ったのに下ったり、そこをまた登り返したりして頂を極めるのです。登山口から山頂まで、1回下ろうが何しようが、登った高さを足していったものが“累積標高”です。 たとえば標高0mから標高1000mの山頂まで登る場合、標高差は単純計算で1000mですが、累積標高は登山道の起伏の多さによって1500mになったり2000mになったりすることもあるわけです。
では、行ってみましょう。累積標高ベスト5。
順位 | 累積標高 | ツアー目的地 | 催行日 |
1 | 1567m | 十勝岳-美瑛岳 | 9月24日 |
2 | 1563m | 愛別岳 | 8月5日 |
3 | 1522m | 美瑛岳-美瑛富士 | 7月30日 |
4 | 1344m | 黒岳-お鉢平 | 7月17日 |
5 | 1304m | 暑寒別岳 | 6月30日 |
第1位は、1567mで十勝岳-美瑛岳(望岳台から周遊)。一度十勝岳の山頂に登り、やや下って美瑛岳に登りかえし、そこからの下山中にも登り返しが何度も出てきます。確かに疲れるコースではありますが、ここが1位と言われると、ちょっと意外な感じもします。
第2位はほんの4mの差で愛別岳(愛山渓から)がランクイン。これはほとんど誤差ですね。何度か測りなおしたらこちらが一番になるかもしれません。そのくらいわずかな差です。ここは愛山渓からの延々とした登りが標高を稼いでいます。そして最後に愛別岳への登り返し。体調を整えて行きたい手強い山です。
第3位は美瑛岳-美瑛富士(望岳台から周遊)。ふたたび美瑛岳が顔を出しました。1522mと、ここまでが1500m台となります。雲ノ平から美瑛岳を見ると、あそこまで下ってあそこまで登り返すの・・・?と一瞬気が遠くなるほどの標高差です。美瑛岳の山頂まで頑張っていったとしましょう。そこからさらに美瑛富士への登り返しが待っているのですよ。ふふふ。
4位と5位には対照的な山が並びました。黒岳からお鉢平は単純な標高差はさほどではないものの、登ったり下ったりが多いコース。暑寒別岳はもう単純に標高差がすごいコースですね。
さて、来年はこれ以上の数字が出てくるのでしょうか?
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