2006-12-22

データで見る山楽舎 (5)累積標高

ぽつりぽつりとまだまだ続くデータで見る山楽舎。今回は“累積標高”ベスト5。

山というのは山頂に向かう時でも登りっぱなしというわけにはいきません。せっかく登ったのに下ったり、そこをまた登り返したりして頂を極めるのです。登山口から山頂まで、1回下ろうが何しようが、登った高さを足していったものが“累積標高”です。 たとえば標高0mから標高1000mの山頂まで登る場合、標高差は単純計算で1000mですが、累積標高は登山道の起伏の多さによって1500mになったり2000mになったりすることもあるわけです。

では、行ってみましょう。累積標高ベスト5。


2006年夏山ツアーの累積標高ベスト5

順位 

累積標高

ツアー目的地

催行日

1567m

十勝岳-美瑛岳
(望岳台から周遊)

9月24日

1563m

愛別岳
(愛山渓から)

8月5日

1522m

美瑛岳-美瑛富士
(望岳台から周遊)

7月30日

1344m

黒岳-お鉢平
(層雲峡から周遊)

7月17日

1304m

暑寒別岳
(暑寒コース)

6月30日



第1位は、1567mで十勝岳-美瑛岳(望岳台から周遊)。一度十勝岳の山頂に登り、やや下って美瑛岳に登りかえし、そこからの下山中にも登り返しが何度も出てきます。確かに疲れるコースではありますが、ここが1位と言われると、ちょっと意外な感じもします。

第2位はほんの4mの差で愛別岳(愛山渓から)がランクイン。これはほとんど誤差ですね。何度か測りなおしたらこちらが一番になるかもしれません。そのくらいわずかな差です。ここは愛山渓からの延々とした登りが標高を稼いでいます。そして最後に愛別岳への登り返し。体調を整えて行きたい手強い山です。

第3位は美瑛岳-美瑛富士(望岳台から周遊)。ふたたび美瑛岳が顔を出しました。1522mと、ここまでが1500m台となります。雲ノ平から美瑛岳を見ると、あそこまで下ってあそこまで登り返すの・・・?と一瞬気が遠くなるほどの標高差です。美瑛岳の山頂まで頑張っていったとしましょう。そこからさらに美瑛富士への登り返しが待っているのですよ。ふふふ。

4位と5位には対照的な山が並びました。黒岳からお鉢平は単純な標高差はさほどではないものの、登ったり下ったりが多いコース。暑寒別岳はもう単純に標高差がすごいコースですね。

さて、来年はこれ以上の数字が出てくるのでしょうか?

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