2005-10-30

世界遺産になった知床へ

  大雪山での仕事がひと息ついたので「世界自然遺産」に登録された知床ヘ行った。一泊二日という短い旅程で、初日はウトロ側の知床五湖を歩き、二日目は羅臼のビジターセンターで世界遺産登録前後の話を聞いた。シーズンももう終わりとあって、世界遺産登録で沸いた面影はすでになく、ときおり訪れる大型バスが、いまだに観光シーズンであることを思わせる程度の込み具合だった。
 羅臼のビジターセンターで聞いた話では、世界遺産登録で観光客が増えたのはウトロ側のホテルと観光船くらいで、羅臼側はほとんど変化なしということだった。ウトロ側のホテルでも、収容しきれなかったお客は斜里や網走に流れたので、たいした儲けはなく、喜んだのは、本州の大手旅行会社と飛行機会社くらいで、地元にはさほどお金は落ちていないのではないかという分析だった。
 この件については、後日詳しく書きたいと思う。

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