2006-09-10

非“野営指定地”

三川台にてテントを発見。最近、三川台で野営する登山者が増えているようです。札幌のガイド会社の中には、三川台泊をあらかじめ計画したツアーを催行するところもあるほど。登山口から4時間程度で着く場所ですし、ここで泊まればトムラウシ往復がぐんと楽になります。人気が出るのも頷けます。

でも、ちょっと待って。国立公園内では自然環境への影響を最小限に抑えるため野営指定地外での野営は自粛するよう呼びかけられています。屎尿処理の問題や裸地化進行の問題があるためです。三川台は野営指定地ではありませんので、ここでの野営は「自粛していただきたいこと」であると言えます。

とはいえ、あくまで「自粛」を勧められているだけで、自然公園法などで禁止されているわけではありません。罰則もなければ強制力もありません。禁止されてないのだから文句を言うな、と言われれば、その通りなのかもしれません。

でも。これは法律の問題ではなくマナーの問題だと思うのです。大雪山を次代に残すため、すべきことすべきでないことを一人一人がよく考える必要があるのではないでしょうか。

だいたい、周囲に全く野営指定地が無いというのならともかく、ここからあと数時間歩けば南沼“野営指定地”に行けるのですから、言うべきことはただひとつ。

横着しないでそこまで歩く!

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