2007-12-11

九州山行2日目 鹿児島

11月25日(日)快晴

早朝6時、夜行バスは定刻通りに鹿児島駅前に到着しました。真っ暗な駅前を右往左往しながら、九州は北海道よりも日出が遅いことを実感します。

今日の予定。16時20分発のフェリー連絡バス乗車。18時発屋久島行きフェリー乗船。それまでの約12時間は鹿児島観光。以上。

そんなわけでまずは早朝から営業している銭湯に向かいました。明日からしばらく山中泊となりますので、一度さっぱりしておこうというわけです。ついでに洗濯もします。今回の旅には2組しか服を持ってきていません。着ている服と替えの服。それだけ。こまめな洗濯は必須です。

いろいろ済ませているうちに日は高く昇り、鹿児島の繁華街いづろの上には真っ青な空が広がりました。明日から始まる屋久島縦走もこんな天気に恵まれると良いのですが。

山形屋という老舗百貨店の手荷物一時預かり所にザックを預け、今日もまた身軽に観光開始です。それにしても、あからさまに買い物と関係がなくしかも無駄に大きなザックを、ニコニコ笑顔で預かってくれる山形屋さんの懐の深さにはただただ感謝するばかり。驚くなかれ、預かり賃など一切かかりませんでした。遠く北海道からお礼いたします。

なかなかの賑わいを見せる鹿児島市中心部を抜け、てくてく港までお散歩。太陽が当たると暑いくらいで、旭川で言うなら9月末のとても暖かい日といったところ。海沿いの公園では日光浴する人も。そして海の向こうには、どーんと桜島。ワッセヨカド。

でも、この山の麓で生活するには大変なこともあるのでしょう。“宅地内降灰”とか“克灰袋”とかいう言葉にいろいろ考えさせられます。

街中をあっちこっち歩き回っていると、あっという間にバスの時刻となりました。見知らぬ街に立ち寄ったのは久しぶりのことでしたが、ほどほどの賑わい。ほどほどの大きさ。海あり山あり。鹿児島はお気に入りの街になりそうです。

バスで向かうは、鹿児島市街から50分ほど南下した谷山港。屋久島行きの最安の手段、フェリーはいびすかすが出航する港です。最安だけあって時間は一番かかります。18時発翌7時着の計13時間。料金はたったの3000円!夏・冬の長期休暇時季には学生さんで賑わうそうです。ちなみに最速の手段はもちろん飛行機。所要35分料金12750円。ほかにも高速フェリーやら中速フェリーやら様々な乗物で行けますので、その辺りはお好みに合わせてどうぞ。

はいびすかす号は、あれですな。最安だけあってシンプルそのもの。まず人用のタラップがありません。トラックや乗用車と同じく、後に大きく開いた入口から乗り降りするわけです。部屋は2等船室しかありません。食堂はおろか売店もなし。もうほんと、乗って寝るだけ。

フェリーターミナルもこの通り。連絡バスの乗り場に、「販売施設がありませんので注意してください」なる張り紙があったので、ある程度予想はしていましたがこれは見事です。フェリーといいターミナルといい、素っ気ないのもここまで徹底しているとかえって気持ち良いくらいで、ただただ安さに感謝するばかりです。

昨日はバス、今日はフェリーと、宿ならぬ宿に体を横たえる夜が続きます。明日はいよいよ屋久島上陸、宮之浦岳をめぐる縦走の始まりです。初めての島、初めての山が待っています。

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

雪がない!秋?

前半からワクワクしますね。楽しそう。

沖縄の友人も冬の季節はちゃんと冬の格好すると言ってたな~。半袖でも全然OKな温度なのに。


現在で2日目・・・・。

あと10日と何日・・・・?。

旅は続く。アップも続くよ何処までも。

頑張れ。今日はみんなで徹夜だ!
(エ~!!勘弁してって聞こえる。)

匿名 さんのコメント...

おかえりなさーい!!
屋久島(雨だった?)六甲山、楽しみにしてますね。あまり投稿してないけど、結構楽しんでいますので。よろしくね。

DOEI Takuma さんのコメント...

ジョージさん
1日で3日分くらい書けるかな?
旅程は13日だったので後3日くらいで書き終わる・・・といいですが。
頑張りますよ!

みやまあずまぎくさん
お久しぶりです!
これから屋久島編に入ります。
六甲山も良かったですよ。
懐かしい人も出てきますし、お楽しみにご覧ください。