2008-12-23

四国山行(?)15日目 伊吹山

12月3日(水) 快晴


昨日に続き今日も近畿の山登り。短時間で登れてしかも展望の良い山に行きたい!そんな私のリクエストに応えてくれて、向かった先は伊吹山。あ、どこかで聞いたことがある名前。道外の山に疎い私が知っているくらいですから、きっと有名な山なんでしょうね。どんな景色が見られるか楽しみです。

ロープウェイの山麓駅を横目に細い道路を車でくねくねと登っていくと、広々としたスキーコースのただ中に飛び出し、そこから登り始めることになります。ここは五合目ということになるようですが、山腹からこんな伸びやかな景色が広がるなんて、やるじゃないか伊吹山!歩く前からこの山を気に入り始めています。こういう、高さよりも広さを感じさせる山は本当にいいものです。

つづら折り・つづら折り・つづら折り。高木の一本もない見晴らしの良い急斜面をぐいぐい登っていきます。これだけすっきりと見渡せると高度感も抜群。遠くが霞んでいるのも高山から見下ろしている気分を高めてくれます。この斜面が夏にはお花畑になるのだとか。そう言われてみれば、この葉はフウロかな?こっちはキンバイっぽい?

途中、なにやら調査をしている方々にお会いしました。見るからに博識そうなので、お忙しいとは思いつつもいくつか質問させていただき、植生・地質・歴史などいろいろお教えいただきました。後から知ったところ、伊吹山を守る会の顧問をしてらっしゃる高名な先生だったとか。貴重なお話ありがとうございました。

約2時間で山頂部に到着。広々とした山頂部には様々な建物が並び、さながらちょっとした観光地のように見えます。その外れにひっそりと山頂標識が立っていました。

山頂部全景。この広がりにはかなり驚かされました。グラウンド何個分とかドーム何個分とかそういうレベルです。高くて広くて平らな山。これは私の好みそのもの、ど真ん中。これで2~3泊歩き続けられれば言うことないのですが。

もちろん周辺の登山者にとっても魅力的な山のようで、こんなに広いというのにお花の時期には人であふれかえると聞きました。ここが埋まるなんて、いったいどれだけの人数が集まるというのでしょう。

山頂からの北側の景色。案内板によるとこちらに白山が見えるらしいのですが・・・。霞の向こうに白い頂が見えているような見えていないような。

下山中、今度はカモシカ観察をしている方々にお会いしました。再び好奇心がむくむく。高倍率のフィールドスコープを覗かせてもらい、カモシカがエサを食む姿を見せていただきました。北海道では見ることができない動物ですから、たとえお尻しか見せてくれなかったとしても嬉しいものです。

短時間で登れる景色の良い山。伊吹山は期待以上の素敵な山でした。

0 件のコメント: