2008-12-24

四国山行16日目 夜行列車

12月5日(金) 雨


飛行機の片道券だけを持ち、帰りのことは日にちも手段も何も考えずに出発した今回の旅。関西から北海道に帰るのに考えられるのは
 1)飛行機
 2)フェリー
 3)鉄道
くらいでしょうか。

飛行機は移動時間の短さは一番ですが、ある程度早くに購入しておかなければ運賃が高い。高すぎます。フェリーは丸一日乗船していなければなりませんが、時間に余裕があるならオススメ。広いカーペットでごろごろしながら本を読んだり、お湯をもらってコーヒーを淹れたり。自由に過ごすことができます。しかも安い。難点は出入港の時刻。真夜中に出て夜中に到着するので、前後の移動がやや面倒になります。

いろいろ考えた末、今回選んだのは鉄道でした。ちょうど大阪-札幌間には直通の夜行が走っています。夜行列車という手段は、金額的にみても所要時間的にみても飛行機とフェリーの中間となり、半端と言えば半端なのですが、正直に言えば久々に乗りたかったわけです。お昼に出て翌朝到着というのも便利ですし。

所要22時間。ほとんどまる一日を車内で過ごすことになります。食堂車や車内販売は利用しないつもりですので、乗車前の食料買い出しは大切な仕事となります。大阪駅周辺で昼・夜・朝の三食分を買い込み、ビニール袋だらけになりながらホームへ。 はかったかのようにちょうどトワイライトエクスプレスが入線してきました。

トワイライトエクスプレスはスイートとかロイヤルとか高級な部屋の人気が高く有名なようですが、私が乗るのは当然一番安いB寝台。大荷物があるので体を伸ばして寝られなさそうです。4人一組で一区画。大阪からは他に誰も乗ってきませんでしたが、これから同乗の人は現れるのでしょうか。

キラキラしてるサロンカー。乗車中、寝ている時以外はほとんど全ての時間をここで過ごしました。窓が大きくて景色を眺めるには最適なのです。やっぱりいいなあ鉄道の旅。移りゆく景色さえ眺められれば、2日でも3日でもずっと楽しく乗り続けられる自信があります。

唯一残念なのは、日没が早いのであっという間に外の景色が見られなくなるところ。はっきりと楽しめたのは富山まででした。日本海や東北の町並みをもっともっと見ていたかったのに、明日の朝再び明るくなるころにはもう北海道の見慣れた景色になっているなんて。白夜だったらいいのに。

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