向かうは忠別川源流部に位置する凡忠別岳。前から気になっていて行きそびれていた山です。 白雲岳から高根ヶ原を経て五色岳に至る表大雪の主脈から、わずかに西に飛び出しています。登山道はなく雪を踏んでいく山ですが、どの登山口からもそれなに距離があるのであまり登られていないかもしれません。
今回は旭岳温泉-小旭岳-高根ヶ原-凡忠別岳と、忠別川をぐるりと巻くルートを使います。
6時30分旭岳温泉発。もうすっかり日が高くなっていて、初夏の訪れを感じさせてくれます。お天気は予報通りばっちり。旭岳もどことなく気持ちよさそうです。
第一天女が原でスキーコースを外れ、二見川を始めいくつかの沢を渡ります。水はかなり流れていますが、探せば安心して渡れるスノーブリッジはいくつもあります。まだ半月くらいは大丈夫でしょうか。
やがてエゾマツの樹林帯を抜け、旭岳がすっきりと見えだします。裾平に到着です。
進行方向右手に目指す凡忠別岳。このまま真っ直ぐ進んでもかなり距離があるように見えますが、実際には左から大きく巻かなければなりません。
小旭岳のコルを過ぎると白雲岳・小白雲岳が現れます。ここからしばらくは小白雲岳を目標に進みます。
小白雲岳手前で雪で埋もれたユウセツ沢川を越え、高根ヶ原に入ります。この大雪原!こんなに気持ちの良い眺めはそうそうありません。正面にちょこんと見えているのは忠別岳です。
平ヶ岳を過ぎると露出したハイマツが煩くなりますが、まだスキーでなんとか通り抜けられる程度には雪が繋がっています。
凡忠別岳手前のコルに到着。凡忠別岳は真っ白な丘に見えます。
山頂到着。ハイマツや矮性の高山植物がわずかに覗いています。
ちなみに山頂到着は11時過ぎ。5時間弱かかりました。一人で歩いて5時間というのはあまりないことなので、やはり凡忠別岳は遠い山なのでしょう。
主脈からひとり距離を置いているだけあって景色は抜群です。まずは忠別岳。
次いで、五色岳・化雲岳・トムラウシ。
もちろん旭岳も。見事な展望台です。
眼下には化雲沢川の流れ。
たっぷり景色を楽しんだら帰途につきます。帰りも結構時間がかかりそうです。平坦で変化の少ない歩きというのは、たとえ絶景だったとしても次第に飽きてきますし・・・。
結局、旭岳温泉着は15時過ぎとなりました。帰りの所要時間は3時間半。今日の総歩行距離は28.3km。歩きましたね。
明日はツアーが催行されるし朝も早いので、すぐに帰ってすぐに寝ることにします。
0 件のコメント:
コメントを投稿