昨年に続き二回目の石巻来訪。ある意味、東北山行で最も重要な目的地でもあります。
日和山公園。昨年はさんざん迷ってなかなかたどりつけませんでしたが、さすがに二回目となるとスムーズに到着。一年ぶりでもだいたいの道は頭に入っていたようです。
高台から見下ろす旧北上川。下の写真と見比べてみると、昨年よりも空き地が広がっているのがわかります。壊れた建物の撤去が進んだ結果でしょうか。
昨年10月の風景。
旧北上川河口方面。下の写真と見比べると、こちらも同様の変化が見て取れます。
昨年10月の風景。
震災から1年半が経過しましたが、まだ新しく何かができる段階には至っていないわけです。復興には長い時間が必要であると思い知らされます。
一方、門脇小学校には嬉しい変化が。昨年は無かった立ち入り禁止の看板が立っていました。
グラウンドでは地域の子ども達が野球をしていました。子ども達が元気に動き回る姿というのは未来への希望そのもの。門脇小学校の児童は未だ間借りした中学校に通っている状態なのだそうですが、一刻も早く当たり前の環境に戻してあげたいものです。
震災を学ぶツアーのような一団も訪れていました。詳細に説明するスタッフと熱心に聞き入る参加者。これだけの参加者が今でもいるということは、まだ震災が風化していないということ。忘れてしまった人ばかりではないということです。
仙台方面から石巻市街に入って最初の十字路。
昨年、ここの角にはこんな建物がありました。すっかり更地になっています。
石巻港の西端付近。昨年は訪れませんでしたが、このあたりの住宅街も甚大な害を被っています。
震災の被害で未だに苦しんでいる方たちに、私たちができることはほとんど何もありません。
唯一できることは、震災を忘れずにいることだけ。心の片隅にしっかり場所を占めておくことくらいです。そのためには実際に訪れて自分の目で見ることが必要です。来年もまたこの地に来ることを。
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