2005-09-21

紅葉(+初冠雪)情報・当麻乗越

いよいよやってきました初冠雪。取材用のものであろうヘリコプターが裾合平の上空をぐるんぐるん飛び回っていたので、夕方のニュースで取り上げられているんでしょうね。あと明日の朝刊にも。そんなわけで今日は初冠雪記念に写真多めで。

朝5時半、旭岳温泉に着いた時には雲が立ちこめていましたが、6時の始発ロープウェイに乗る頃にはごらんの通りの真っ白な旭岳が現れました。これはロープウェイ乗り場からの写真です。乗客のみんなで思わず歓声とため息。



姿見駅の外は、思ったよりも積雪がありました。白く覆われた登山道を、雪についた動物の足跡をたどりながら裾合平方面に向かいます。今シーズン日本で一番早く雪を踏んだことになるのかもしれません。

鏡池をこえたあたりから積雪が深くなります。ハイマツが綿帽子をかぶってもこもこになっていました。奥には北鎮岳。

当麻岳の斜面の紅葉はすっかり隠されてしまいました。赤いナナカマドが雪に覆われているのが遠目でもわかります。それに比べ、裾合分岐から西側の平らな部分はあまり雪がついていません。

裾合分岐から当麻乗越方面に向かう途中、ふと登山道脇の水たまりに目をやると、こんなすごいものが映っていました。



思わず顔を上げると・・・うわあ。

上冠雪下紅葉之図。しかも青空。こんな写真、撮りたくてもなかなか撮れるものではありません。実際今日も、朝早くは斜面一面が雪に覆われていて紅葉は見えず、午後になるとすぐガスがかかってきたので、この状態だったのはほんの数時間しかありませんでした。その数時間にたまたま付近に居合わせたというのは僥倖という他ありません。普段の行いのおかげでしょうか。

ピウケナイを渡り、斜面をトラバースしながら振り返ると、紅葉を従えた旭岳が銀色に輝いていました。向く方向向く方向、歩を進めるたびごとに、少しずつ違う景色を全て写真に収めたい衝動にかられます。



ピウケナイを挟んでロープウェイ方向。空の青色が映る沼は、紅葉の良いアクセントになります。



当麻乗越から沼ノ平方面。二日前に来たときから、そう違っていない印象です。



当麻乗越までは良い天気に恵まれましたが、姿見駅までの帰り道はすっかりガスがかかり、時折雨も降り、おまけに足下はぬかるみ、大変でした。姿見駅に着く頃には、先が見えないこんなガスの中でした。

とはいえ、見るものは見たし、撮るものは撮ったし、帰り道くらい多少どうこうなっても気にしない。

しばらく雨が降っていたようですが、5時ころまた雲が無くなってきました。グランドホテル大雪の駐車スペースからの写真。

旭岳に積もった雪も少しとけて縞模様になり、そこに夕日の柔らかい光が当たるのも、なかなかのものです。

裾合平~当麻乗越の紅葉はほぼ最盛期と言っていいでしょう。今回の雪が悪影響を及ぼさなければ、数日はきれいに見ることができるでしょう。

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